2018年 4月 の投稿一覧

サンフルーツの「木生り完熟」にこだわってみたものの…。

サンフルーツの果肉

ここ数年、サンフルーツの木生り完熟にこだわって販売をして来ました。
結論からいうと、食味は良くなってくるのですが販売期間が短いことが気になります。

そもそも、サンフルーツは2月中旬に収穫、その後少し貯蔵しておきます。
その後、順次出荷していくのが主な流れです。
この方法だと、サンフルーツ本来の食味がないまま出荷される場合があります。
中晩柑の性質上、このようなことは普通に起こりうることなんです。
つまり、熟す前に収穫し、貯蔵することによって食味が良くなるのをまっているのです。

このような流れに常日頃から違和感を感じていたので木生り完熟にこだわってみることにしたんです。
しかし、どの柑橘も木生り完熟がいいのかというとそうではありません。
柑橘の種類によって木なり完熟に向いているものとそうでないものがあるようです。

なので、木で完熟させることに向いているものを考えたところ、サンフルーツがベストだと感じました。
しかし、この方法だと前もって収穫出来ないので、注文が入ってから多少時間がかかるということと、完熟になるまで待つので、熟してから熟れすぎるまでの期間が短いことがあります…。
これから先、このあたりのことを考慮することが大切になってきそうです…。

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サンフルーツを食べながら考えたこと…。

サンフルーツの果肉

最近、作業の休憩中にサンフルーツを食べることが多くなりました。
なんといっても、汗をかいた体には少し酸味があってジューシーなサンフルーツは最高に美味しく感じます。

サンフルーツにはクエン酸が豊富に含まれています。
食べた時に酸っぱいと感じる成分で、ミネラルの吸収をサポートしてくれます。
そのため、疲労回復に効果があるといわれています。
それだからでしょうか!?
作業して疲れた時、甘い柑橘よりも少し酸味のあるサンフルーツを食べたくなるのは…。

そして、ビタミンCや食物繊維も豊富に含まれていています。
ビタミンCには抗酸化作用があり活性酸素を除去する働きがあり、食物繊維は便秘の解消にも効果があります。

実際、作業の合間にこのようなことを考えながら食べているワケではありません(笑)
汗をかいたときに食べるサンフルーツが美味しいだけなんですよね!

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温州みかんの隔年防止には摘蕾・摘心作業が大切!

温州みかんの木

当園に5本だけ栽培している温州みかん。
2年前から実を着けさせ、今シーズンで3年目になります。

5本ある木は同時期に植え付けたのですが、すでに成長に差が出てきていて、木の背丈でいうと倍くらいの差があるものも…。
横一列に栽培しているのに、面白い現象ですね。
やはり、土壌に微妙な差があるのか、苗木の差なのか分かりません。

それらの木、昨年よりもさらに蕾が多く着いているもの、蕾は少ないものの新芽が伸びてきているもの等、色々です!
このように、すでに隔年の兆候が見られますが、これを防止するには、今の時期に摘蕾や摘心を行うことが大切になります。

柑橘栽培をしていて感じることなんですが、木にも個性があるということを実感します。
それらの特徴を良く捉えて栽培していけたらと思っています。

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雑草の中でも大きくなる厄介なヤツ!

カラスムギ

柑橘園に生えてくる雑草には様々な種類のものがあります。
その数はどれくらいあるのか…。
一度刈り取るとなかなか目立ってこないものもあるとは思いますが、雑草の場合、何度も目立って来るものがほとんどです!

この辺りで一番多いものがカマツカとハタカリと呼ばれているもの。
これらは刈り取っても直ぐに芽だって来るので本当に厄介者だと言われています。
しかし、それほど背丈は大きくならないので、まだマシな方かもしれません。

厄介なのは背丈が大きくなるタイプのものです。
若い柑橘の木だとそれらの雑草に埋もれてしまうことがあり、園内の作業にも支障が出てきます。
っというより、除草作業にも時間がかかってしまうので早めに処理することが大切です!

シーズン最初の作業はそれら背丈の高くなった雑草が多いので厄介なんです…。

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本日より清見タンゴールの発送作業を開始しました!

清見タンゴール

いよいよ今日から清見タンゴールの発送作業を開始しました。
例年よりも少し遅れてますが、なんとか発送出来る状況になりました。

今シーズンは着色不良のため、時期が大幅にずれ込んだこともあり、販売開始の日程も決まらないままでした。
しかし、ここに来て着色も良くなり販売の目処も付いたので発送することに…。

とりあえずは、ご予約を頂いている方々に向けての発送ですが、店頭とネットでの販売も随時開始する予定です。

今シーズンの清見タンゴール、酸抜けが早い段階で進み、口当たりも良くなっています。
食味は例年と変わらないのですが、外見が悪くなっているのが多くみられます。

まだ食べたことがないという方、この機会にぜひ、佐田岬半島で育った清見タンゴールをお楽しみください!

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