当園に5本だけ栽培している温州みかん。
2年前から実を着けさせ、今シーズンで3年目になります。
5本ある木は同時期に植え付けたのですが、すでに成長に差が出てきていて、木の背丈でいうと倍くらいの差があるものも…。
横一列に栽培しているのに、面白い現象ですね。
やはり、土壌に微妙な差があるのか、苗木の差なのか分かりません。
それらの木、昨年よりもさらに蕾が多く着いているもの、蕾は少ないものの新芽が伸びてきているもの等、色々です!
このように、すでに隔年の兆候が見られますが、これを防止するには、今の時期に摘蕾や摘心を行うことが大切になります。
柑橘栽培をしていて感じることなんですが、木にも個性があるということを実感します。
それらの特徴を良く捉えて栽培していけたらと思っています。
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蕾の多い木は摘蕾作業が必要に…。
温州みかんも他の柑橘同様、蕾をたくさん着けるようです。
極端に着いている場合は摘蕾することが大切になります。
あまりにも着花が多くなると木の養分は花に集中してしまうので、側枝単位で摘蕾するようにします。
そうすることで新芽を伸ばす効果があります。
また、着花が多いと樹勢が落ちてくることがあるので即効性のある肥料を施用することがいいようですね!
当園の場合、摘蕾作業のみを行うことはありません。
大体、選定作業と一緒にする場合がほとんどです。
この剪定作業をする時期が今頃なので、一緒に行うことにします。
今シーズンで5年目になる若木なので、それほど本格的に剪定することはないと思っています。
従って、今シーズンは摘蕾を目的とした作業になりそうですよ!
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蕾の少ない木は芽かきや摘心作業をする。
当園で栽培している温州みかん5本の中で、着花量の少ない木が2本あります。
これらの木では新芽が多くなり、すでに伸び始めています。
まだ木が若いのでこのままにしておいても良いようなのですが、成木になると芽かきや摘心をするようにします。
これはそのままにしておいた場合、新芽が成長すると枝が多くなり日照不足を招くことがあります。
陰になる部分が多くなると光合成が不足してくるので着花部分のかぶさり枝を取り除く必要があります。
こうすることで木の養分が競合することを防ぐ効果があります。
また、徒長枝になるような強い新芽は生理落果を助長するので、このような場合も芽かきや摘心をすることが大切です。
このようにきめ細かな作業が必要な今の時期ですが、当園の場合は大抵剪定作業と並行して行います。
昨シーズンはこの剪定作業も全ての園を回ることが出来ず、十分な作業が出来なかったので、今シーズンこそは回りきれるよう頑張りたいと思っています。