摘果作業の終わった天草園の様子をみてきました!
防風垣として植え付けした杉の苗木も今のところ順調に育っています。
そして、摘果作業が一応終わった天草の生り具合はというと、見落としはあるもののまずまずという感じです。
で、ちょっと気になったのが雑草の種類です。
いつものようにハンズ(ヤブマオ)やハタカリ(オヒシバ)、カマツカ(ツユクサ)などは勢いよく生えていました。
これらはどの園でも見かけるのですが、ここ数年、見慣れないタイプの雑草が生えてきてるんです。
それが、この園で勢いをましています。
多分、肥料の中に種が混ざっていて、それが繁殖しているものと思われます。
ここ佐田岬半島の自然環境に適応したタイプだと厄介なことになるので、要注意なんですが…。
他の農家さんに聞いてみると除草剤をしているので見かけないそうです。
園地内の雑草処理は当園の場合、刈り取りオンリーで除草剤は一切使用しないので、このような新手の雑草の繁殖具合を注視していくことが必要ですね…。
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新たな雑草はゼニゴケの種類!?
地面を覆うように生えている雑草。
背丈は短く、本当にコケのような感じなんですが、地面を覆うように広がりを見せるタイプです。
詳しいことは分かりませんが、ゼニゴケというタイプに似ている気がします。
葉の形が違うので種類が一緒なのかも知れないですね。
通常の除草作業の際、上の葉の部分は刈り取ることができますが、地面に這うように生えてる茎の部分が残ってしまいます。
そのため、完全に刈り取ろうとすると地面を掘るような感じで刃を当てないと上手く刈れません。
しかし、上の葉の部分を刈り取っても地上部分は枯れるので、それなりの効果はあるようです。
この雑草の場合、柑橘の木に与える影響はどのような感じなのか、イマイチはっきりしないのですが、地面を乾燥防止や土壌の流動化に一役かってくれるかもしれません。
まだ、知らないことが多いのでなんともいえませんが…。
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今のところ杉苗は順調に育っています!
この園は海抜が低く、南向きのため台風などのマジ(南風)の影響を受けやすので、防風垣の設置は必須です。
昔、台風の影響で塩害にあい、天草はもちろん杉垣も枯れてしまう被害がおきました。
その時に防風ネットを設置したのですが、ネットでは塩害を防ぐことは出来ません。
なので、ネットを外して杉の生垣を防風垣として設置するための準備をしてきました。
そこで今年の春、ようやく補植を開始。
一度に全部を補植するのは無理だったので、徐々に行っていく予定です。
とりあえず、今年の苗は順調に成長してくれています。
あと3・4年もすれば本格的に機能してくれると思います。
これから毎年少しづつ補植していくつもりです。
この天草園は12月上旬に収穫する予定です。
もちろん、着色状況にもよりますが、これから本格的な秋を向かえ、たっぷりの日差しと雨を栄養にして美味しく育ってくれることを願っています!