天草

作業日誌(天草の収穫開始)

2,025年12月2日

晴れ 18.5℃

園地:ニナバ(天草園)

収穫量:24コンテナ

作業内容

今シーズンも恒例の天草の収穫からスタート!

着色は十分に進み、酸もほどよく抜けてきた。まさに収穫適期という印象。

今年は “表年” ということもあって着果量が多く、その分サイズは小玉傾向。

ただし、当園の考え方からすると 「小玉=不利」ではなく、むしろ自然のバランスが生み出した姿として好ましい側面もある。

味はしっかりと濃く、天草らしい爽やかな甘さと酸味の調和がとれている。

初見・メモ

・小玉傾向は想定通り。

・食味は良好、ジューシーさも十分。

・今後の収穫ペースを見つつ、貯蔵分とのバランスを考える。

作業日誌(天草園で下草の処理と清見タンゴール園で防風垣の手入れ)

2,025年11月17日

晴れ 18.2℃

園地:午前→ニナバ(天草園)/ 午後→ウマキ(清見タンゴール)

作業内容

午前中は海抜の低い天草園へ。

先日のイノシシ侵入の対策が機能しているか確認したところ、応急処置はしっかり効いている様子。

その後は下草の処理を実施。

ここニナバは共同防除施設として最低限の農薬散布は避けられない園地。それでも 無肥料・無除草剤 を貫いてきた5年間の積み重ねが、少しずつ“土の変化”として姿を見せ始めている。

農薬が地表に直接落ちないよう、下草をあえて長めに残してクッションにしていたことが功を奏したのか、

「地力が戻りつつある」

そんな印象を強く受けた。

草は敵ではなく、むしろ守り手であり、土を育てる相棒でもある。

ここに炭を少しずつ還元していくことで、微生物の居場所はさらに増え、次の循環が動き出すはずだ。

午後からはウマキへ移動し、防風垣の手入れ。

この時期は日の入りが早く、作業可能時間が短くなる。しかし、冬の光をしっかり果実に届けるための重要な工程。

生産量より“品質と土の未来”を優先する当園にとって欠かせない作業だ。

作業日誌(鉄筋柵の補強と防風垣の手入れ)

2025年11月11日

曇り時々晴れ 12.2℃

園地:午前ニナバ(天草)/午後ウマキ(清見タンゴール)

【作業内容】

午前中はニナバ園で下草の処理をする予定だったが、イノシシが鉄筋柵を突破して園地に侵入した痕跡を確認。

原因は、以前の土砂崩れで生じた隙間から侵入したようで、これも周辺の森の荒廃による影響が大きいと感じた。

今日は急遽、鉄筋柵の補修・補強を実施。

午後からはウマキの清見タンゴール園に移動し、防風垣の手入れを行った。

これからの季節は日射をしっかり取り込むことが果実の旨みを引き出すために重要で、今のうちに整えておくことが大切!

【初見・メモ】

イノシシ被害は「柵の破損」だけでなく、森の管理不足が根因。今後は森の保全作業も計画的に進める必要を感じた。

清見園の防風垣は、陽射し確保のためにも冬前の手入れが重要。果実の品質に直結する大切な作業。

二週間遅れの天草は早期摘果が基本!

天草の着果状況

少し遅れ気味のスタートとなった摘果作業。
梅雨入りしてから天気の悪い日が多かったこともあるんですが、生理落果の落ち着くのが遅くなったこともあたりして遅れてしまいました。
農家さんの中には生理落果が終わらなくても摘果作業を始める方もいるようですが、当園では一応、落ち着くまで待ってます。

毎年、一番最初に摘果作業を始めるのは天草からです。
天草は毎年着果量が多く、隔年がそれほどないので、玉太りを考えると早期に摘果することが大切です。
もう少し着果量が少ないと木への負担も少なくサイズもそれなりによくなってくるのですが…。

着果量の多い原因は樹勢の低下があります。
樹勢が悪くなってくると、木は子孫を残そうと多くの実を着け、種を落とそうとします。
その自然現象の現れなんだと思います。

樹勢を回復させるには根を強くすることが先決です。
その為にも土壌を健全にすること、それから枝を切り返して勢いのある強い芽を出させることです。
短期間で出来ることではないですが、取り組んでいかないと…。

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今シーズンからアゴラマルシェで販売を開始!

アゴラマルシェ

­これまで当園の柑橘は三崎共選への出荷がメインで、その共選の規格外のものに関しては個人販売をしていました。
その販売手段としてネット販売と店頭販売です。
その中でも店頭販売では新居浜市内に店舗を構える今井自転車商会の一角で販売をしています。
そして、今シーズンから八幡浜市のみなっと内にあるアゴラマルシェで販売を開始することになりました。

このアゴラマルシェは道の駅・八幡浜みなっと内にあり、産直・物品販売エリアはもちろん、フードコートも併設しています。
詳しい店舗情報はアゴラマルシェのサイトにてご確認いただくとして…。
この中の産直コーナーでは八幡浜周辺で栽培された柑橘や野菜が数多く販売されています。

今の時期になると柑橘の生産が盛んな愛媛ならではの光景ですが、たくさんの種類の柑橘が店頭に並び始めます。
特に南予地域の柑橘は美味しいということで市場での人気も高く、連日多くのお客様で賑わっているようです。
このような中で当園の柑橘達がどれくらい受け入れられるのか楽しみですね!
今日は小玉ポンカンと天草を並べてきました。
さて、どれくらいお客様に召し上がっていただけるんでしょうね…。

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