
これまで当園の柑橘は三崎共選への出荷がメインで、その共選の規格外のものに関しては個人販売をしていました。
その販売手段としてネット販売と店頭販売です。
その中でも店頭販売では新居浜市内に店舗を構える今井自転車商会の一角で販売をしています。
そして、今シーズンから八幡浜市のみなっと内にあるアゴラマルシェで販売を開始することになりました。
このアゴラマルシェは道の駅・八幡浜みなっと内にあり、産直・物品販売エリアはもちろん、フードコートも併設しています。
詳しい店舗情報はアゴラマルシェのサイトにてご確認いただくとして…。
この中の産直コーナーでは八幡浜周辺で栽培された柑橘や野菜が数多く販売されています。
今の時期になると柑橘の生産が盛んな愛媛ならではの光景ですが、たくさんの種類の柑橘が店頭に並び始めます。
特に南予地域の柑橘は美味しいということで市場での人気も高く、連日多くのお客様で賑わっているようです。
このような中で当園の柑橘達がどれくらい受け入れられるのか楽しみですね!
今日は小玉ポンカンと天草を並べてきました。
さて、どれくらいお客様に召し上がっていただけるんでしょうね…。
今シーズンの天草は特に美味しくなっています!

例年、天草の収穫は12月上旬からです。
今シーズンは裂果の症状が早くに確認されたため、少し早めに収穫しようとして準備していたのですが、天候等の条件が合わず、結局例年通りの収穫開始となりました。
当園の天草の場合、海抜の低い園地ということもあり、比較的気温が高く、日照時間も長いので、着色が早いのが特徴です。
しかし、秋口からの少雨と気温が高い日が続いたことによって一層着色が進んだものと思われます。
一般的に着色が進むということはそれだけ熟してきているので良いことだと思いがちですが、実は雨が少ないことによって酸抜けが悪くなり、いわゆる酸っぱい食味になってしまうんですね!
なので、秋にはしっかりと雨も必要なんです…。
そのようなことあり、一筆分析の際にはクエン酸の値が高く心配していました。
しかし、11月下旬からの雨で酸抜けが進んだのか、収穫の際に味見したところ、とても口当たりが良く美味しく仕上がっていました。
このようなこともあり、天草の販売は2月上旬からの予定でしたが、1ヶ月以上も前倒しして販売を開始することになりました。
天草の特徴は当園のホームページ・ユウギボウシでご確認くださいね!
小玉ポンカンは例年通りの販売です。

今シーズンのポンカンは他の柑橘達同様、着色が進み早めの収穫が出来ました。
しかし、収穫後の着色が予想以上に進まず、結局は例年通りの年明け、1月上旬の販売開始になりました。
それでも若干ですが、着色が悪いような気がします…。
この着色が思うように進まなかった原因としては、倉庫内の温度が思った以上に低かったことが考えられます。
年末から年明けにかけて比較的暖かかった気がしていたのですが…。
もう少し温めるようにした方が良かったのかもしれないですね。
しかし、温めすぎると「すあがり」といって、果汁がなくなりパサパサになってしまうので、このあたりのさじ加減がとても重要になります。
そんなわけで、今シーズンのポンカンは若干着色が悪い実もありますが、食味は良くなっているので十分楽しんでいただけると思います!
ところで、当園で販売しているポンカンは通常のSサイズ以下の小玉が中心です。
この太田ポンカンは小玉のほうが濃厚な味で、その分酸味も残りますが、甘さとのバランスもよく、当園の柑橘達の中でも人気のひとつになっています!
もしも手に取る機会がありましたら、ぜひ、お試しくださいね。