天草の摘果作業1

当園で栽培している柑橘の中でも難しい品種のひとつと感じているのが天草です。
とにかく着果量が多く、それほど大きな隔年もありません。
本当によく生る柑橘ですね…。

当園の天草は海抜の低い日照時間の長い園地で栽培しています。
土壌はどちらかというと乾燥しやすいのですが、土が赤土なので、一旦水分を含むとそれなりに保水はしてくれます。

このような土地柄の影響か、玉太りが悪いのが特徴です。
そのため、摘果を早くすれば大きくなると思うのですが、日当たりが良い場所のため、日焼けが多くなります。
早期に摘果してしまうと日焼けした場合、残りの数量にも影響が出てきることもあり、思い切った摘果を出来ないのが現状です。

なので、摘果を3・4回に分けて行っているのが現状です。
こうすることによって生産数量をある程度確保できるし、その年の雨量によって摘果作業のペース配分を考慮しています。

その結果、全体的には小玉傾向にはなりますが比較的糖度もあり、バランスのとれた状態になっています。
今後はサイズアップを図りたいのですが、どのようにするのがベストなのか…。
試行錯誤しながら対応しているのが現状です!

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