いよいよ今シーズン最後の出荷銘柄、清見タンゴールの登場です!
当園では最後の品種になります。
ここ佐田岬半島の先端、三崎地区は清見タンゴールの一大生産地。
半島の厳しい自然環境の中で育った清見タンゴールは市場での評価も高く、人気品種のひとつになっています。
今シーズンは着色不良に加え落果してしまう果実が多くなっています。
そんな中、当園でもようやく初出荷の日がやって来ました!
当園で一番着色がよく、食味の良い園のものを準備しました。
といっても、光センサーが判別するので、自分が個人的に美味しいと感じても評価に反映されないとは思いますが(笑)
これから収穫のタイミングと分割採集をすることによって美味しい清見タンゴールを市場に出せると良いのですが…。
しかし、昨年秋の台風の影響や長雨の影響による外観不良のものが多いようなので、気になるところですが、外観はイマイチでも味が変わらなければ支持していただけると思います。
そういうわけで、「ワケあり商品」が増えそうな予感です!
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初出荷は何かと気を使いますね…。
清見タンゴールの出荷は、三崎共選内ではすでに始まっています。
当園での初出荷が今日になっただけなんです!
小規模農家で生産量が少なかったり、糖酸のバランスによって出荷時期が指定されます。
共選全体でのバラツキを抑えるためだろうとは思います。
選果基準も最初は厳しく、それなりに神経を使います。
今シーズンは特に着色がイマイチな感じなので、その点を十分に考慮して収穫園を決めました。
そのかいあって今回の初出荷となりました。
今回の園は日照時間も長く、温暖な場所だったので着色が進んでいたんですが、登園での清見タンゴールのメイン園はこの園よりも日照時間は短く、気温も低いところ…。
ちょっと心配ですが、分割採集を徹底して臨みたいと思います!
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初出荷で20ケースってどうなんだろうか…!?
当園のような小規模農家は出荷単位も少ないのが現状です。
しかし、小規模でも糖度が高い園は出荷量が前倒しで多くなります。
気象条件も良く順調に育っている場合、出荷が早い方が果実の傷みも少なく、作業が効率良く進むので良いのですが、今シーズンのような場合は早ければ良いというものでもなさそうです…。
単純に考えた場合、美味しくなった時期に収穫して出荷、それが市場に出回るのがベストだと思いますよね!
ところが生産者と消費者の間に中間業者をはさんだ場合、前倒しにしないと上手く回って行きません。
これはシステム上、仕方がないことなんです。
今注目されている「ドア・ツー・ドア」という考え方はこの辺りの時間や経費のロスをなくそうというもので、ネット上でも一般的になって来ました。
ネットの普及によって、また、色々なビジネスの広がりによって、これからの農家のあり方も随分と変わってくることでしょう!