今、清見タンゴールを収穫している園では風による擦り傷が多くなっています。
これは昨年秋の台風の影響だと思われます。
通常、台風の被害は南寄りの風での影響が大きいのですが、昨年の場合、いわゆる吹き返しの被害を受けているようです。
擦り傷が多いと当然ですが精品率は低くなります。
出荷基準が低くなれば良いのですが、今の段階では基準を引き下げることはないと思われます。
さらに、着色もイマイチ進んでいません。
しかし、食味は良くて、今食べても美味しくなっている状況です!
この先、収穫するのに苦労しそうな予感がしていますが、食味は良いので楽しみしておきたいと思います…。
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この園だけは台風の影響は少ないと思っていたのですが…。
この園は海抜の低い場所にあります。
そして北東向きになっています。
この園の場所から考えると、台風の影響は最小限で済むだろうと思っていました。
しかし、昨年秋の台風は違っていました。
いわゆる吹き返しと言われる風が強く、この園を直撃したようです。
果実には擦り傷が多く、木そのものにも被害が出ています。
特に木の上部や北東に向いている部分に被害が多いようです。
擦り傷の場合、軽度だと果肉には影響ないのですが、ひどくなると腐敗してしまいます。
不知火(デコポン)はこのケースが多かったですね!
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サイズもバラバラで外観の悪いのが多くなっている今シーズン!
この園の清見タンゴール、サイズが揃っていません。
これは摘果作業が十分でなかったことを意味しているように思います。
もっと丁寧に作業していればひとつの木でこれほどサイズのバラつきが出ることは少ないはずです。
摘果時期に着果量が少なかったので、あまり摘果はしなかったようです!
また、台風による風の影響で外観にキズが入り見た目が悪くなっています。
さらに風の影響だけではなく、雨量も多かったので黒点病の発生も確認できます。
これは雨が多く、暖かい日が続いていると発生しやすいもので、それの影響だと考えています。
我が家の清見タンゴール、目指すところはサイズ的にそれほど大きなものではなく、L・Mサイズを目標としています。
なので、多少の擦り傷や黒点病の発生は食味にそれほど影響がないので、大丈夫だと考えます。
しかし、サイズの大きな果実は食味に問題があります。
特に薄生りの木では果実は大きくなるのですが、そのような場合、糖度が少なく外皮も厚くなります…。
自然が相手なので、なかなか思うように栽培できませんが、なんとか工夫してみないとイケないですね!