はるみ、柑橘カイヨウ病

作業日誌|2025/09/07 トミノカ(はるみ園)〔晴れ 25.5℃〕

今日の作業

園地「トミノカ(はるみ園)」にて下草の処理を実施。

下草は今後の保湿や表土流亡対策を考慮して、あえて長めに残す方法を選択。

作業中に果実にカイヨウ病の発生を確認。

方法

下草は株元を中心に刈り込み、根域の通気性を確保。

全面をきれいに刈るのではなく、被覆効果を残す形で仕上げた。

病斑の確認された果実は、その場で撮影・記録。

所見・メモ

下草の繁茂は全体的に良好で、今後の保水力と微生物環境の維持に期待できる。

カイヨウ病は果実表面に典型的なコルク状の病斑を確認。まだ軽度だが、風雨や果実同士の接触で拡大する可能性がある。

予防的な薬剤散布は行わない方針のため、風通しの改善や下草管理を通して樹体環境を健全に保つことが重要。

今後の予定

病害の発生状況を継続観察し、隣接樹への伝播有無を確認。

下草は10月に再度軽く処理を行い、秋雨期の水分調整と根圏環境の安定を図る。

はるみの着果状況について、9月下旬に改めて調査予定。

なかなか防除出来ない「はるみ」の柑橘カイヨウ病!

柑橘カイヨウ病

今日ははるみ園で除草作業して来ました。
毎回、除草作業する際には木のチェックをします。
この園地は柑橘カイヨウ病の発生が多いのが悩みの種なんです!
はるみに改植してからもその傾向は変わらず、発生しているのが現状です。

ここ数年、春先にはほとんど確認出来なかった柑橘カイヨウ病ですが、梅雨時期頃からボツボツ発生し、今の時期には多く確認できるようになります。
特に、このはるみはかかりやすいようで、なかなか発生を抑えることが出来ないのが現状です。

対策はしているのですが、防除のタイミングが合わないことと発せした枝葉の除去が完全ではないことが原因だと感じています。
当園ではICボルドーの散布を春先の発芽直後に一度、実施しています。
しかし、この時期には雨が多く散布のタイミングが合わないことも度々あります。

発生を防ぐ散布はもちろん、すでに発生している枝葉や果実を除去することが大切なんですが、現実問題として手がまわらないことがあります。
何か効果的な方法がないものか…。
もっと研究する必要がありますね!

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