晴れ 28℃

園地:午前 → トミノカ(はるみ)/ 午後 → オチミズ(デコポン)

午前:トミノカ(はるみ)

仕上げ摘果を実施。

果実の大きさを揃え、着果量を調整することで、残した果実の品質を高める作業を行った。

摘果玉の販売も始まっており、バランスを見ながら丁寧に進めている。

午後:オチミズ(デコポン)

クーラー設備のある園地で仕上げ摘果を行った。

この園は 除草剤と肥料を使わず、農薬も最低限度の散布にとどめている。そのため、共同選果場に出荷できるよう、外観・サイズともに選果基準を満たす果実を意識しながら慎重に摘果を進めた。

作業の中で、カタツムリの食害とみられる果実を確認。

湿気の多い環境が影響していると考えられ、今後は下草管理や通風改善など環境面での対策を強化していく必要がある。

また、園地内には イノシシの侵入痕跡も発見。

根を荒らす恐れがあるため、設置済みの電気柵や鉄筋柵に加え、例年行っているピンクテープを張り巡らせて心理的な警戒効果を加える予定だ。

所見と今後の対応

カタツムリ対策:草刈りや通風確保で湿気を軽減し、発生を抑制。

イノシシ対策:電気柵・鉄筋柵に加え、ピンクテープで警戒心を与える。

選果基準:引き続き外観やサイズを重視し、出荷に耐える果実を目指す。

今回の作業では「病害虫」と「獣害」という二つのリスクが明確になった。

それぞれの環境に合わせた対策を進めることで、持続可能な園地管理と高品質な果実づくりを両立していきたい。