牛糞たい肥とポンカンの苗木

「たい肥による土づくりを!」
良く耳にする言葉ですが、たい肥の効果は土壌の水はけを良くして、なおかつ、保水力をアップすることです。
そのことによって生産力の安定と強化につながるということ…。
つまり、土壌がしっかりしてくると病害虫にも強くなるので、その効果として生産力がアップしそうに感じます。
もちろん、アップはするのですが、その効果は10%程度にとどまるという結果が出ているようですね。
なので、たい肥を施用したからといって作物に直接影響するのではなく、土壌が良い状態になるということだといます。

このように土壌がしっかりしてくると良い品質の柑橘が出来そうに思ってしまいがちですが、それはたい肥の効果としては薄いようです。
たしかにたい肥には窒素やリン酸、カリウムなどが含まれているので、それなりの効果はあると思いますが、肥料の代替えとしての効果はそれほど見込めないような気がするのですが…。
どちらかというと、除草剤などを多用して土が固くなったり、栄養分の少なくなった土壌の改善を目的としていると考えた方が良いでしょうね。
なので、たい肥によって土壌が良くなり、その後で肥料による品質の向上を目指すといった形になるのだろうと考えています。

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