太田ポンカン

作業日誌(太田ポンカン・摘果玉の収穫)

2025年11月3日 曇り 19.2℃

園地:ウマキ(太田ポンカン)

作業内容

今日は道の駅きらら館への補充のため、太田ポンカンの摘果玉を収穫。

摘果とはいえ、あと2ヶ月弱で本格的な収穫期を迎える時期。

果肉の状態を確認するために、小玉とレギュラーサイズの2種類をカットして比較した。

結果は、酸味はまだしっかりしているが、エグ味がかなり減少。

果肉の色づきも進み、自然栽培ならではの“やわらかな酸味”が感じられる段階に。

このタイミングの摘果玉が地元で人気を集めている理由も、この“果肉の美しさと味の変化”にあるのかもしれない。

所見・メモ

・果皮はまだ緑が強いが、果汁量が増し、果肉の張りも良好。

・自然草生による水分バランスが適度に保たれ、樹勢も安定している。

・今回の収穫分は、きらら館の直売所で販売予定。

地元客のリピート購入が多く、試食を通じたファンづくりにもつながっている。

これからの約2ヶ月は、味の乗り方を見極めながら、

樹上での熟成を進めていく大切な期間になる。

作業日誌(ポンカン摘果玉の収穫)

2025年10月27日 晴れ 18.4℃

園地:ウマキ(太田ポンカン)

   トミノカ(はるみ)

作業内容

今日は太田ポンカンとはるみの摘果玉の収穫を実施。

道の駅で販売していた太田ポンカンの摘果玉が好評で、在庫がなくなったため、追加分を収穫することにした。

これまでポンカンの摘果玉を何かに利用することはほとんどなかったが、当園の栽培方法を伝えるための“生きた教材”としての価値を改めて感じている。

所見・メモ

摘果玉は、一般的には出荷対象外として廃棄されがちな果実だが、当園では農薬を使っていないからこそ、香り・味わいともに自然そのものの素材として利用できる。

この「摘果玉を活かす」という取り組みは、単に廃棄を減らすためではなく、リジェネラティブ農業の思想そのものでもある。

木の成長を整える摘果の工程を、そのまま“命を循環させる行為”として捉える。

その考え方が、消費者にも少しずつ届いていることが嬉しい。