摘果

作業日誌(はるみの摘果作業と防風垣の手入れ)

2,025年11月10日 晴れ 13.3℃

園地:午前→トミノカ(はるみ)/ 午後→ウマキ(清見タンゴール)

作業内容

午前中はトミノカのオーナーさんのはるみの木を確認し、その後摘果作業。小玉や病害等の外観不良といった見落とし果がまだ多く、丁寧に仕上げていく必要がある。

午後からはウマキ清見タンゴール園で防風垣の手入れ。作業中に株元でゴマダラカミキリの食害跡を確認。本日の作業した範囲で数ヶ所あった。

初見・メモ

はるみはまだ果数調整が必要。成熟に向けて後半の摘果をしっかり行いたい。

清見タンゴールの株元に木屑が見られ、内部に食い込んでいる可能性がある。

近日中に対策(穿孔確認・殺虫の対応)を実施する予定。ゴマダラカミキリ対策を優先度高めで対応したい。

作業日誌(下草の処理と摘果作業)

2025年10月21日 曇りのち晴れ 18.1℃

園地:午前/オゴロ(サンフルーツ) 午後/コド(清見タンゴール)

作業内容

午前中はオゴロ園のサンフルーツ園地で下草の処理。

前回の作業から少し間が空いたこともあり、草丈が思いのほか伸びていた。

草の生長スピードを改めて実感し、管理間隔の見直しが必要だと感じた。

午後はコド園地の清見タンゴールで摘果作業を実施。

この園地は水のストレスがかかりやすい場所だが、

下草を適度に残すことで土壌の乾燥をやわらげる効果が見られた。

また、地表には野うさぎのフンも確認。

自然の循環の中で生き物たちが関わり合い、

結果的に土の栄養分の一部を担っていることを感じる瞬間でもあった。

所見・メモ

自然とともにある園地管理の重要性を再確認。

草、虫、動物、微生物、そして人の作業がそれぞれの役割を果たしてひとつの「生態系」として成り立っている。

こうした営みの中に柑橘の木々が存在していることを改めて感じた。

作業日誌(デコポン・はるみ仕上げ摘果)

2025年10月16日 晴れ時々曇り 28.1℃

園地:午前/オチミズ(デコポン)

   午後/トミノカ(はるみ)

作業内容

午前中はオチミズ園地でデコポンの仕上げ摘果作業。

午後からはトミノカ園地に移動してはるみの摘果作業を実施。

どちらの園地も果実の肥大は順調で、特にデコポンは今のところ木の状態も良好。

一方、はるみの方はこのところの雨不足の影響で、木全体にやや元気がない様子も見られた。

一雨ほしいところ…。

所見・メモ

作業中に気になったのが、はるみの株元に見られた大量のアリの発生。

根元の穴に巣を作っているようにも見えるため、

今後は木の根の状態を確認しながら早めの対策を考えていく必要がある。

園地全体は緑が濃く、見た目には順調に見えるが、

地中の環境変化にも目を向けて管理していきたい。

作業日誌(はるみ摘果玉の乾燥準備)

2025年10月15日 晴れ 21.1℃

場所:倉庫内作業

作業内容

今日は収穫からおよそ一週間が経過したはるみの摘果玉を、乾燥させるための準備を実施。

新たに「バイオ炭」として命を吹き込むため、まずは果実を半分にカット。

その後、45℃で約30時間の乾燥工程にかける予定です。

この工程は、果実を炭化させる際の品質を安定させるための大切なステップ。

果実の水分量を適度に減らすことで、炭化の際にムラが少なく、香り成分も程よく残るようにしています。

所見・メモ

今回の取り組みは、はるみの摘果玉を資源として循環利用していく新たな試み。

これまでジュースやシロップとして活用してきた摘果玉ですが、

今回は“炭”というかたちで次のステップへ。

リジェネラティブな農の循環を、より実践的な形に進めていく第一歩です。

作業日誌(ポンカン・はるみ)

2025年10月14日 晴れ 23.9℃

園地:ジルクミ(ポンカン)/トミノカ(はるみ)

作業内容

太田ポンカンとはるみの仕上げ摘果を実施。

それぞれ道の駅「きらら館」への補充分として収穫を行いました。

所見・メモ

果実は少しずつ色づきが進み、食味にも変化が見られるようになってきました。

この時期ならではの若い香りと、酸の中に感じるまろやかさが摘果玉の魅力。

年々販売も定着しつつあり、リピーターも増えてきています。

今後の予定

はるみの摘果玉は、今後シロップに加工して販売予定。

また、これまでの試作をもとに、来季以降も様々な商品化に向けて製造工程の検討を進めていきます。