今の時期に目立ってくるのが夏秋梢です。
新しく出た芽が伸び始め、存在感を一気にましてきます!
基本的に夏秋梢は着果量の多い木ではほとんど発生しません。
苗木や幼木の場合は芽だってくることが多いのですが…。
その夏秋梢に悪さをするのがミカンハモグリガです。
葉の内側に入って食害を起こし、新梢の成長を著しく阻害していきます。
また、被害にあってしまった葉は内部に雨水が侵入しやすく柑橘カイヨウ病の発生を助長します。
この被害が広がると果実にも発生していくので要注意です!
このような被害にあった葉は夏場以降に芽だった夏秋梢に多いので、芽を除去することが大切です。
また、温暖な園地では春葉にも発生しやすいので適切な防除を行うようにします。
さらに、柑橘カイヨウ病の発生が危惧される時は、夏秋梢の有無に関わらず薬剤の散布も必要になる場合があります。
とにかく、夏秋梢の芽を適切に処理することでミカンハモグリガの被害はある程度防ぐことが出来るので注意しておきたいですね!
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