萎縮病、腐朽菌

清見タンゴールの木が枯れるのは腐朽菌の侵入かも!?

枯れた枝

海抜が低くて日照時間も長く、清見タンゴールの栽培に適していると思う園地のひとつで、清見タンゴールの木が少しづつ枯れてきています。
といっても、ある1本の木だけなんですが…。

これの原因としてはゴマダラカミキリの食害、もしくは材質腐朽菌が侵入したものと思われます。
根元付近を確認したんですが、ゴマダラカミキリの食害による穴は見当たらなかったので、剪定などによって出来た切り口から侵入した材質腐朽菌の仕業だと思います。

前回は枯れた枝の部分だけを切って処理したのですが、その時よりも根元部分が枯れてきているので主枝の根元までさかのぼって切ってみました。
そして、切り口には処理剤を塗っておくと良いらしいのですが、このあたりの農家さんはあまりしないようです。
もしかして、この処理をしなかったために腐朽菌が侵入したのかも…。

また、木の樹勢が悪くなると菌への抵抗力がなくなり、感染しやすくなるので元気な木にしておくことが大切なようですね。

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台風25号の影響で折れてしまった不知火の木は萎縮病!?

台風の被害

台風一過の早朝、被害が出ていそうな箇所をチェックして来ました。
今回は風が強くて雨はほとんど降らなかった、いわゆる「風台風」でしたね。
接近した頃から南寄りの風が強く、通過後の吹き返しも強かったので、影響が気になるところ…。

とりあえず、一番影響が出ていそうな園地を訪ねてみることに…。
防風垣等への影響は少なかったものの、海抜の高い位置にある不知火園に来てみると、園地のど真ん中にある木の枝が折れていました。
通常、影響を受けそうな場所ではないのですが…。
多分、山に当たった風が吹き降ろしたものと思われます。

これから数日間の間、塩害による被害や、風によって擦れた果実の傷に注意したいところです!

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