杉の苗木

昨年の秋に大型の台風が2度、ここ佐田岬半島に接近しました。
その時の被害は大きく、防風垣や柑橘の木が根元から倒されたり、果実も被害にあいました。
防風垣のしっかり整備されている園の被害は少なかったのですが、管理の行き届いていない園では様々な影響が出ました。

柑橘園というのは自分の園だけを管理していれば良いというわけではなく、周囲との連携が大切です。
登園の被害の約50%は周囲の園からのものでした。
日頃の管理を怠り、再三の忠告も聞く耳を持たず…。
その結果、「申し訳なかった…。」で済ませてしまうことになってしまいました。
確かに様々な考え方で栽培をしているとは思いますが、周囲に迷惑をかけないということは常識として認知して頂きたいです。

高齢化が進む中、柑橘園の管理が出来なくなっている現実を自覚し、周囲との連携を深めて行くことも大切だと感じます。
対処出来ない時には周囲に助けを求める、求めやすく出来る環境を作り上げるのが我々後継者の役割なんだろうと…。
そのために自分には何が出来るのかを考えつつ日々の作業をしていくことが大切ですね。

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