2018年 12月 の投稿一覧

今シーズンの今津ポンカンの収穫量は約800㎏!

今津ポンカン

サクッとした食感とサッパリとした甘さが特徴の今津ポンカン。
食べた時、口の中に香る爽やかさが人気で、今もファンの多い柑橘の一つです。
しかし、近年の消費者傾向は糖度が高く口の中に入れた時にとろけるくらいの皮の薄さがポイントになっています。
そのようなこともあり、当園でも年々生産量が減少して来ているのが現状です。

このような時代遅れ感のある今津ポンカンですが、実は健康効果がすごいんです!
外皮を剥いた時、実の周りについている白い渋皮に似たような物には便秘解消や腸内環境を整えてくれる食物繊維が豊富に含まれていたり、発がん抑制作用や美肌効果のあるポリフェノールが含まれています。
皮が薄く糖度の高い甘い柑橘もいいですが、昔ながらの今津ポンカンもいいですよね!

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今シーズンの清見タンゴールは皮が薄いかな…!?

清見タンゴールの果実

今は清見タンゴールの袋(サンテ)掛け真っ只中です。
といっても、ここ数日、天気が悪かったりで園地には行ってないですが…。

ところで、今シーズンの柑橘は全体的に薄皮傾向にあるようですね。
皮が薄いということはいいことばかりではないんです!
例年、皮が薄いとこの時期に裂果の症状がみられるんですが、今シーズンはそれほどでもない状況です。
それもそのはずで、果実が割れないということは成長していないということ…。
つまり、裂果するということは中の果肉の成長に外の皮の成長が追いついていないからなんです。
それが割れないということは果肉の成長が悪いということです。
つまり小玉傾向になっているということなんです!

秋口から雨が少なく、柑橘たちにとっては劣悪な状況になっていました。
幸い枯れてしまった木は少なかったものの、果実の成長は鈍く、場所によっては全く成長していないケースも…。
さらに、雨が少ないので酸抜けも悪く、クエン酸の数値が例年より高い傾向にあります。
しかし、この園地の清見タンゴールは最近の雨で酸抜けも進み、口当たりがよくなって来ているようなので一安心といったところです!

しかし、もう少しサイズアップする必要があります。
これから来春の収穫までの間、少しは成長していってほしいんですが…。
そうはいってもこれから益々寒くなってくるので、望み薄かな・・・・・。

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