暑い日が続いていますね。
ここ数日の日差しの照り方は以上ともいえる状況です。
さて、この猛暑の中ですが、柑橘達の状態が気になるところです。
先ごろの豪雨の影響というか、雨量の多さを物語っているように、ここ数日の日照りでも土壌のなかに含まれる水分量は多そうです。
園地にもよるとは思いますが、それほど木が弱っているということもなく、一応、順調に育っています。
そんな中、サンフルーツの生育状況をみて来ました。
昨年は着色状況が悪く、収穫や出荷に大きな影響が出ました。
そこで今シーズンは摘果作業を遅らせることにしました。
早い段階で摘果をしてしまうと木の樹勢が良くなり着色が遅くなると考えたからなのですが…。
そして、昨シーズンに比べると着果量が少ないような気もします。
そして、アカダニの発生にも要注意です!
これだけ暑く天気のいい日が続くと発生が多くなることが懸念されます。
これからの状況をチェックしていく必要がありそうですね。
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サンフルーツの摘果は天生り果から!
サンフルーツの摘果作業を行う場合、最初は天生り果を中心に落としていきます。
柑橘全般にいえることなのですが、天生り果は糖度が少なく、外皮も厚くなる傾向にあります。
なので、一番に摘果することを心がけています。
天生り果は成長が早く、他の部分の実と比べると大きくなります。
なので、着果量が少ない時は摘果の際、落とすかどうか迷うのですが、収穫する時点になると「落としたらよかった…。」ってことになる場合がほとんどなんです。
それくらい天生り果は精品価値がないということなのです。
しかし、人間の心理として着果量が少ないと少しでも生らしておきたいという欲が出てくるので、その欲が災いしてしまうんですね…。
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自然落果の兆候が出ています…。
柑橘の生理落果といえば、春に花から実に変わった時に木自体が実を落とし、着果量を調整することです。
一般的には梅雨前には生理落果は終わります。
今シーズンも例年通り終わったはずなんですが、今になっても落果する実があります。
っというか、最近になって落果し始めたようです。
しかも木の中間部分に生っている頃合の良い実が落ちているという状況です。
もしかすると、土壌内の窒素が多くなりすぎているのではないかと…。
ここ数年、窒素過多になっているような気がしているのですが、もしもそれが原因なら施肥の方法も考えないとイケないですね!
ちなみに、この傾向は当園だけではなく他の園地でも起きている現象ののようです。
JAの営農指導課からの報告や指示はないのですが、対策が必要かもしれませんね!