年間の作業のうち、除草作業はどれくらいしているのか…。
ザッとみても10ヶ月くらいでしょうか。
といっても毎日欠かさず行っているのではなく、色々な作業と並行しています。
除草作業をしていない期間は1月と2月の2ヶ月くらいです。
そこまで雑草を処理しても生えてくるのはどうしてなんでしょうか!?
それは一年草のように種で増えるものや、多年草のように地下茎によって増えるものなど、様々なタイプのものが園地内に生息しているからです。
なので、地上部分を刈り取ってもすぐに生えてきてしまうんです。
現実問題として除草剤を使わず刈り取ることだけでは雑草の撲滅は不可能です。
ですが、生えてくる量を少なくさせることは出来ます。
それは、花を咲かせて種になる前に刈り取ること…。
実際、とても難しいことなんですが、これを繰り返すことによって多少は減らすことにつながります。
果てることのない作業ですが、それなりに意味のあることなんです!
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種から増える雑草は種になる前に刈り取ること!
種を落とすことで増えていく雑草は主に一年草であることが多いです。
これらは芽を出してから種を落とすまでに早い物で1ヶ月だといわれています。
なので、これらの雑草を生えなくするには種を落とす前に刈り取ることが前提条件となります。
しかし、現実問題として全園において実施するのは不可能に近いですね。
一度に落とす種は一株で数十万もの種を落とすものや、種の寿命が数十年というのもあり、条件さえ整えば生えてきます。
このようなことを考えていると除草作業する気にもなりませんが…。
そのような雑草ですが、一年のうちで成長が最も早い夏場を除けばそれなりに対処することが可能で、手に負えないこともないのが現状です。
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地下茎で生えるタイプは厄介ですね!
雑草の中でも多年草にあたるものが多く、生育期間が2年以上になるものも多く、地上部分を刈り取ってもすぐに芽を出してきます。
このような雑草も種になるまでに刈り取ることができれば生息する量を多少なりとも減少させることは出来ます。
地上部分を刈り取ることで地下茎に栄養素を送ることに支障をきたして来ると成長に制限をかけることが出来そうです。
このように雑草を生えて来ないようにするのは難しいことです。
日頃の除草作業も果てしないことには間違いありません…。
しかし、刈り取った雑草はやがて堆肥となって園地内の土壌を豊かにする効果もあります。
また、除草剤を使用しないことによって土壌を良くし、根の活性化に大きく貢献してくれるので、刈り取ることが大切なんです。