お盆も過ぎ、夏も終わろうとしています。
暑さが残るこの時期、実は柑橘栽培において最も大切な作業のひとつでもある摘果作業に追われています。
細やかな作業のうえに、この暑さ…。
大変な作業ですが、美味しく高品質な柑橘を作るためには欠かせない作業です。
さて、この摘果した実はどうなっているかご存知ですか!?
実は、この辺りのほとんどの農家さんでは廃棄処分されています。
ところが、数年前からのフルーツ酢の人気によって、みかん酢も注目されるようになりました。
そんな中、完熟前のみかんに含まれる栄養成分に注目したのが青みかんを使ったみかん酢です。
疲労回復や美肌効果、そしてダイエット効果まであるといわれています。
さらに、自宅で簡単に作れるのが嬉しいところ…。
今まで利用されることが少なかった青みかん、ちょっと試してみる価値はありそうですね!
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青みかんの健康効果がすごい!
柑橘には色々な種類があります。
当園でも不知火(デコポン)や清見タンゴール、サンフルーツやポンカン、はるみに天草、八朔に伊予柑等、様々な種類の柑橘を栽培していますが、摘果作業は同じ時期になることが多いです。
中でも一番初めに食べころになる温州みかんの摘果作業は仕上げに入ってるところがほとんどだと思います。
ハウス栽培や早出しの園はもう済んでいると思いますが…。
この時期の温州みかんは見た目は青いものの、栄養価も高いのが特徴です。
特に青くて酸っぱいこの時期はクエン酸の量が多く、疲労回復や血液サラサラ効果、そして美肌効果もあるようですね!
さらに、皮やスジに含まれるへスペリジンという成分は完熟のみかんよりも多く含まれていてアレルギーの症状に効果的だともいわれています。
とにかく、体に良い効果がたくさんある青みかん、利用しない手はないですよね!
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今の時期ならではの摘果みかんを使ってみかん酢を作ってみませんか!?
完熟前の青みかんを使ったみかん酢、当然ながら今の時期だけしか作ることが出来ません。
みかんが完熟になってしまってもみかん酢は作ることができますが、青みかんの成分を考えると今のうちに作っておきたいものです!
昨年のことですが、我が家では青みかんといっても温州みかんでななく、天草や清見タンゴールで作ってみたのですが、とても美味しく作ることができました。
青くても時期が遅くなると酸っぱさが消えてくるので栄養効果は減ってくると思いますが、10月頃までは楽しめるかも…。
結局、我が家では完熟になるまでみかん酢を作っていましたが…(笑)
さて、ここで簡単な作り方をご紹介しておきます。
先ず、小ぶりの柑橘(青いもの)を7・8個用意し、厚さ5mm程度になるよう輪切りにします。
(この時、皮ごと使う場合はノーワックスのものを使い、仕上げのワックスをしてあるのもは外皮を剥くようにしましょう。)
そこに黒酢を500ml、氷砂糖を500g入れます。
この時に柑橘の酸味が少ない場合は、氷砂糖の量を調整することをおすすめします!
ちなみに、自分は甘いのが苦手なので半分にしています。
熱湯消毒した瓶に詰め、一日一度、ゆっくり混ぜるようにするのがポイントのようで、一週間程度おけば完成です。
おすすめの飲み方は、今の時期は炭酸水で割り冷たくして、冬場の寒い日はお湯割りで…。
今回は、青い柑橘の摘果玉を使った、誰にでも簡単に作れるみかん酢をご紹介させて頂きました。