今日もサンフルーツの収穫でした。
サンフルーツも他の柑橘同様、着色がイマイチで、収穫作業が進まない状況です。
昨年夏以降の雨量が多かったためと年明けからの雨や雪、そして低温の影響だと思われます。
例年だと、完熟になっていてもおかしくない時期なのですが、今シーズンは微妙に青さが残っています。
サンフルーツも多少の着色不良であれば貯蔵期間中に良くなってくると思うのですが、やはり、食味が変わってくるので、完熟させてから収穫したいのが本音です。
本来ならば分割採集する方がいいのですが、次の作業があるので粗採りだけでも済ませておきたいと考えています。
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サンフルーツの分割採集について…。
例年、サンフルーツを収穫する際も分割採集をします。
着色の良さそうな木を選んで、木の上の方や日当たりの良い表側の実を先ず最初に収穫します。
その後に木の内側や下の方の実を収穫します。
この方法はどの柑橘でもほとんど一緒で、着色の良くなった実を収穫することで糖度も高くなり食味が良くなる効果があります。
しかし、サンフルーツの場合は少し違っていて、最初は着色の良さそうな実を一気に収穫します。
その後はじっくり時間をかけて収穫していきます。
これは当園だけかもしれませんが、この方法だと木生り完熟させた実を味わうことが出来ます。
つまりもぎたての味を楽しむことが出来るというワケです!
そして、その時々で違った味わいになるのがサンフルーツの特徴でもあります。
知る人ぞ知るサンフルーツの味わい方なんですね!
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サンフルーツの分割採集は意外と手間がかかるんです!
柑橘を収穫するとき、全てを収穫するのが一番楽で、作業時間も少なくてすみます。
ひとつひとつ手作業なので、何も考えずに黙々と収穫する方が簡単で時短になります。
しかし、分割採集の場合は最初に着色をチェックしてからの収穫です。
つまり、確認しながらの作業になるので手間がかかります。
そして、移動を頻繁に繰り返すことも収穫作業の遅れにつながります…。
そして、サンフルーツの分割採集は着色だけをチェックするのではなくて、サイスや外観もみる必要があります。
それは、木上で長期間生らしておく場合、サイズの小さな実の方が熟すのが遅いので適していると思われます。
また、外観の良くない実も意外と長持ちするんですよね!
当園ではこの方法で5月の初め頃まで、サンフルーツを楽しめるようにしています。
しかし、気候状況によっては熟すのが早まり収穫時期を早めることも度々ありました。
自然が相手なので、こちらの思うよにいきませんが、サンフルーツ食味を十分に味わえる方法だと思っています!