いよいよ清見タンゴールの収穫も始まり、今はサンフルーツと八朔、そして清見タンゴールと3種類の柑橘を同時に収穫する日々が続きます。
八朔だけは個人販売だけなのでそれほど時間に束縛されることはないのですが、サンフルーツと清見タンゴールは出荷日時が指定されるので大忙しです!
そんな中、清見タンゴールの収穫方法も独特でして、他の柑橘に比べると手間が掛かりますね。
清見タンゴールの場合、長期貯蔵を前提にしているところもあるので、収穫時から気を使っています!
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収穫すると直ぐに貯蔵出来る状態に!
清見タンゴールは風を嫌う柑橘のひとつだといわれています。
その為、収穫の時でも風にさらさないよう工夫しています。
収穫した実を入れるのはコンテナです。
そのまま入れるのではなく、大きなビニール袋をコンテナの内部に敷き詰め、その上に新聞紙を2枚重ねで敷きます。
そこに収穫した実を入れていきます。
こうして収穫さらた実を入れることにより、そのままでも貯蔵出来る状態にしてるのですが、実際には選別作業を済ませてから貯蔵するようになります。
一般的に貯蔵する前は予措をしますが清見タンゴールの場合はしないでいいようですね!
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ビニール袋と新聞紙を使った貯蔵!
当園でも貯蔵方法は柑橘によって若干違ってきます。
収穫後、5~7%の予措をしてから貯蔵します。
ポンカン類の場合、予措してから全体にビニールシートをかけて貯蔵します。着色が十分じゃないものは毛布などで覆って温めながら着色を進めていきます。この際、ポンカンから放出される水分量を確認しながらシートを外したり掛けたりを繰り返します。
いよかんはコンテナの内部に新聞紙を2枚重ねにして敷き詰め、その中で貯蔵します。さらに全体にシートや毛布などをかけて内部を温めます。やはり伊予柑から放出される水分量をチェックしながら調整していきます。
はるみも伊予柑と同様、新聞紙の2枚重ねで貯蔵しますが、シートなどでは覆わずにそのまま倉庫内で貯蔵しておきます。
サンフルーツや八朔は十分に予措したあと、全体をシートで覆って貯蔵しますが、長期貯蔵になる場合は果実ひとつひとつをポリ袋に入れて貯蔵しますが、最近は木生り完熟をさせることが多くなり、そこまで長期にわたり貯蔵することがなくなりました。
不知火は収穫後に果実に掛けてあった袋(サンテ)を剥がし、コンテナの内部にビニールと新聞紙を敷き詰めて貯蔵します。さらに果実ひとつひとつを小さなポリ袋に入れて貯蔵するケースもあります。
最後に清見タンゴールなんですが、これも不知火と同様の貯蔵方法です。
これら柑橘は全て倉庫にて貯蔵しているので、室内の温度や湿度の管理は日々チェックしています。
本来であれば貯蔵庫を設置して完全な管理のもとで貯蔵するのがベストなんだと思いますが、当園の場合、出荷までの期間がそれほど長くないので、その必要はなさそうです。
また、今後、減農薬・無農薬栽培を進めていく場合、長期間の貯蔵は必要なくなることも予想されます。
特に「木生り完熟」を目指す場合は…。