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スプリンクラー設置園によくある「あるある」。

配管修理前

今日、柑橘園に設置している配管の修理に行って来ました。
実は先月下旬、天草園でアカダニの異常発生を確認したので応急防除をして来ました。
その時に、配管の破損を発見!
仕方がなく応急処置でホースを継なぎ散布を無事に終わらせることが出来ました。

この園はエリア単位のスプリンクラー設置園で、通常の定期防除は自分ですることはないんです。
しかし、今回のようにある特定の園地で単独で行う際は各農家さんで行うことになっています。
で、準備を済ませ開始したんですが出てきません!
中断して調べてみると以前修理した配管の継手から噴水のように舞い上がってました。
普段は使うことがないので、配管の破損に気づくのは実際に散布を始めてからなんです。
このようなことはよくあるんですよね!
事前にテストしておけばいいのかもしれませんが、定期防除以外は急を要することが多いので事前の準備なんて出来ません。

このようなことはよくあることで、スプリンクラー設置園ならではのアクシデントなんです。
設置していない園地では定期防除をしているので事前に以上を発見することも多いのですが…。
普段、定期防除の時に楽してるんで、このようなトラブルの際は本当に大変です(笑)

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台風24号の被害状況を確認!

台風被害1

昨日、通過していった台風24号。
ここ佐田岬半島でも近年にないくらいの暴風雨でした。
台風一過の今日は各園地の被害状況を確認するため朝から廻って来ました。

やはり多かったのは暴風の被害でしたね。
段々畑が大半の柑橘園なので風当たりは強いんですが、それを防ぐために防風垣を設置しています。
この垣は杉の生垣が多いのですが、今回の暴風で数ヶ所、倒されているのを確認しました。
根元から倒れていたり、途中から折れていたり…。
風よけが役目なので仕方がないですが、まともにあの暴風を受けたんでしょう!
無残な姿になっていました。

この他にも、柑橘の木が根元から倒れていたり、枝が折れている木も数本ありました。
また、イノシシ対策の電気柵に雑木が倒れ掛かっていたり崩れてきた石が接触している箇所もありました。

これらは、確認した際に対処しておいたので、とりあえずは問題ないと思います。
防風垣は補植する必要があるので、出来れば来年の春に杉苗を植え付けたいと考えています。

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地すべり対策事業を施された後のフォローはどうする!?

地すべり対策事業

ここ佐田岬半島は地すべりの多い地域です。
これは半島特有のことなのかもしれませんが、ほとんどの地域に土砂災害警戒地域として指定されたエリアがあります。
当然ですが園地も地すべりの危険がある箇所が多数あります。

当園でも数ヶ所、地すべり対策としてボーリング工事が施された所があります。
対策工事で確かに地すべりがおさまった場所もあります。
しかし、その工事後の配管のメンテナンスはどこが行うんでしょうか!?
今のところ、やりっぱなし状態で、配管の破損も多くなっています。

当園では配管が破損していてそこから水が園地内に出ている場合は応急処置をして対応しています。
しかし、水が出ていない配管はそのまま放置していますが、台風や前線の影響によって大量の雨が降ったときはそこから流れて来ます。
結局のところ、配管の破損で困ったときは自らメンテナンスしろということなんでしょうね。
素人には手に負えないケースもありますが、どうしたもんでしょう!?

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今できる園地の流動化を防ぐ2つの方法!

ここ佐田岬半島は段々畑での柑橘栽培で知られています。
特に半島の先端に近くなるほど石垣で築いた段々畑の園地が多くなります。
その園地で近年、土地の流動化の問題が指摘されています。
単なる土砂崩れなどによる石垣の崩壊ではなく、土地そのものが流れてきているのです。
これは柑橘栽培における園地の管理方法によるところも多いといわれています。

流動化の原因には色々とあると思うのですが、一つには除草剤の使用があげられます。
雑草などの根が土壌の中にあることで土の流れをセーブしてくれているということ…。
それが根までも枯らせてしまうことによって雨などが土壌内に留まることができず、傾斜に沿って流れていくことがあります。
また、土砂崩れやイノシシによる被害によって崩れた石垣の補修が出来ていないことがあります。

これらの問題をクリアしていくことが流動化を防ぐきっかけにもなるのですが、現実問題として人手不足のため対処できていないのです。
人手を増やすことは人件費の増加になり経営面でも負担が多くなるので難しいところ…。
当園では約10年前から除草剤の使用を止め、全て刈り取っています。
また、イノシシの被害についても、先ずは侵入を防ぐことを優先し年々対策しています。
少しづつですが、前に進んでいるのが現状です!

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イノシシの生態からみた被害対策は…。

雑草の刈取り後

イノシシの被害に頭を抱える農家さんも多いと思います。
当園でも被害は多く、その対応に四苦八苦しているのが現状です!

柑橘園に限っては、食べる果実がなくなると園地内には入らず、荒らされることもないという農家さんもいますが、当園では年中、荒らされています。
当園の場合、全ての園地で除草剤を一切使用していないので、土の中には小動物や昆虫などが多く存在しています。
これらがイノシシの餌になるものと考えています。
また、耕作放棄地や除草などの管理ができていない園地にもイノシシは侵入しないという方がいます。
もしもそれが効果があるのであれば、ある意味、簡単なことなんですが…。

なので、試験的に雑草をしばらくそのままにしてみたんですが…。
結果は雑草の有無関係なしに侵入していました!
やはり、餌を求めて侵入するのであれば雑草などは関係ないということでした。
むしろ、雑草があったほうが身を隠す場所にもなるので、かえって侵入しやすい環境を作っていたかも知れないですね!

そういうわけで今回、イノシシの生態をおさらいしておきたいと思います…。

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