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いよいよ「石垣の修復講座」の日がやって来ました!

今日は佐田岬みつけ隊による初めての「石垣修復の実践講座」が開催されました。
連日の猛暑のため開催時間を15時とし、熱中症予防に配慮して始まりました。
隊員や一般参加を含めた14人が参加し、講師として柑橘栽培の先輩でもある2名のエバさんを当園の清見園の修復現場にに迎えての開催となりました。
ちなみにエバとは石垣を補修する職人のことで、ここ名取地区でこのような呼び方をしています。

当然ながら石垣の補修を経験したメンバーは少なく、エバさんに教わりながらワイワイガヤガヤしながらの2時間でした。
石を積み上げていく際の注意点や石垣のもつ特性などを学びながら、柑橘園内での作業をこなしていました。

このような講座はもちろん、石垣に触れる機会も少なくなってきているのが現状です。
その一方で、柑橘園をはじめとして石垣の保全が難しく、コンクリートブロックで補修されていくことが増えてきていて、石垣の存在が薄れてきているように思います。
ここ佐田岬半島は石垣で築かれた集落や園地が多く、石垣の持つ役割が大きかった歴史があります。
それらを後世に伝えるためにも、石垣の保全を積極的に進めて行くことが大切になります。
そのような意味でも、今回の講座が少しでも石垣に興味を持つきっかけになれば幸いです!

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イノシシの侵入を防ぐ電気柵は日頃のメンテナンスが大切!

電気柵本機

農作物を栽培する農家にとって害獣対策はもはや必須になっています。
年々急増する被害を考えると、対策や駆除が難しいことを物語っていますね。

当園でもイノシシによる被害が多く、対策に苦慮しています。
対策は鉄筋柵や電気柵、そして、青色LEDライトによる点灯にこれらを組み合わせた方法等、色々と実施しています。
しかし、侵入を止めることは容易ではなく、被害が後をたちません…。
しかも、この辺りでは共同による柵の設置が多く、周りの農家さんと協力して行かないと効果がないこともあり、思うような成果が上がっていないのが現状です。

先日も共同で電気柵を設置している農家さんから「電気が流れていない…。」との連絡を受け、現場に直行しました。
通電していない原因は直ぐに分かったのですが、なぜそうなったのかを突き止めないと解決策にはなりません。
設置してある園内をくまなくチェックして歩き、漏電箇所を確認し、補修をして来ました。

ここ佐田岬半島の柑橘農家さんも高齢化が進み、このようなトラブルに対応できなくなってきています。
共同設置のデメリットはありますが、地域が一体になって取り組まないとイノシシの被害を減らすことは出来ないでしょう!
若手の農家さんはこの問題を近々の課題として考える時期に来ていると思います。

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人は自然の猛威には勝てません…。

乙亥の里

この度の西日本豪雨災害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早く日常が取り戻すことができますよう、お祈り申し上げます…。

今回の豪雨、当園では数カ所、石垣が崩れた場所がありました。
また、集落でも住宅地脇の石垣が崩れ、先日補修作業を終えたところです。

南予地方では土砂崩れや浸水が多くのエリアで発生してしまいました。
柑橘農家さんの園地が山ごと崩れている映像を見たときは愕然としました…。

このような状況をみたとき、自分の、人の無力さを痛感します。
様々な技術革新によって進歩しても自然が牙をむくときにはどうしようも出来ないのだと…。
しかし、悔やんでばかりもいられません!
前に向いて進んで行かないと、何事も始まりません。
先ずは「今、何が出来るのか!?」ということを自分に問いかけ、それを実行することしか方法がないことを知りました。

その想いから今日、災害ボランティアに参加してきました!

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お城下マルシェ花園に初出店しました!

マルシェに出店

今日は当園にとって初めてのマルシェ出店となりました。
通常は店頭販売といっても自分のお店、今は息子が経営している自転車屋での販売でした。
それが、昨年に加工品の販売を目的とした「愛顔の食卓」というショップでジュースの販売を開始し、先日は佐田岬半島の根っこにあるアゴラマルシェでジュースと果実の出品をすることになりました。
それに続く販売戦略のひとつがマルシェ出店です。

6月1日からのゆうパック運賃の値上げで、これまでの料金から倍増することになり、ネット販売での先行きが不透明になってくるとの予測から店頭販売に力を入れていこうと考えています。
当園のような小規模な栽培農家は実食していただくことで顧客を増やしていくことが一番だと感じ、マルシェ出店を決意しました。

その最初のマルシェがお城下マルシェ花園です。
月に一度の開催ですが、その時々の商品を皆様に味わって頂く機会が増えたことに感謝しつつ、持続可能な限り参加していこうと思います!

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石垣は水の逃げ道までも考えて造られていたのか!?

吹き出す雨水

今回の豪雨、本当にすごかったですね…。
ここ愛媛でもたくさんの方が被災し、亡くなられた方も多数出ました。
本当にご冥福をお祈りします。
そして、被災された方々の一日でも早い復旧を願っています。

ここ佐田岬半島では久々の青空になった今日、朝一番に各園の見回りに行って来ました。
被害は園地までの道路の土砂崩れが多数確認できたのと、園地の段々畑が崩れているところが数カ所ありました。
また、西宇和地区の大切なライフラインのひとつ、南予用水が一部破損しているようで、水の供給が十分でないので節水するよう呼びかけています。

このような大雨の後、園地を廻って目にする光景は石垣の隙間から水が吹き出しているということ…。
その時々で出る水の量は違いますが、ほぼ決まった所から出ているのが確認出来ます。
そして、昔の人がよく言っていたのは「ここから水が出るとそろそろ梅雨もあがる。」ってことです。
実際に今日、ある石垣の隙間から水が出ているのを確認しました。
そして、帰宅後にTVで梅雨明け宣言が出されたのを聞きました!
これは偶然なのか…!?
昔の方々の長年の経験と、それを語り伝えてきた人々の凄さを改めて感じた一日となりました。

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