分割採集をしている不知火…。
もう、ほとんどの園では収穫は終了しているのですが、少し試してみたいことがあって残していた実を本日収穫しました。
っというのも、完熟させた不知火の美味しさは格別だったんです!
いつも採り忘れた不知火を4月以降に食べる事があるのですが、この食味が本当に絶妙なんです。
なので、実際に残してチェックしてみることに…。
結果、食味は良くなっているものの、不知火独特の紅の濃い色がなくなって薄くなっていました。
もう、この時期になると日に日に着色が戻ってくるのかもしれないですね!
この感じだと、「木生り完熟」としては魅力がなくなっているような気がします。
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分割採集の最後は裾玉です…。
分割採集では、木の上の方や表面から採り始め、最終的には内側になている木の下の方の実を採って終了とします。
今回もそのような感じで収穫し、最後に木の下の内側の実を残し、これを完熟させるようにしたのですが…。
やはり、木の表面に生っている実で、木の中間くらいのが一番美味しいく、綺麗なものが出来るのですが、それを上回ることが出来なかったようです。
一番美味しくなる位置の実を「木生り完熟」とした方が良かったのかもしれないですね!
そうなると、今の時期まで持たないので、現実問題として不知火での「木生り完熟」は難しいという結論になりました…。
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鳥による食害が半端ないくらいでした!
長期間にわたって木に生らしておくことは、鳥などによる食害も十分考えられました。
が、想像以上の被害でした!
不知火は鳥の食害防止のため、繊維で出来ている筒状の袋を掛けていますが、その僅かな隙間を狙って食べていました。
収穫がピークの時はこの様は被害はなかったようにも思おうのですが、今回のは特にひどい状況でした。
残しておく際、袋状のものに掛け替えることも考えたのですが、他の柑橘の採集もあるので時間的に無理だったですね!
これでは被害を食い止めることは難しいですね…。
やはり、木で長期間生らしておくということは、それだけリスクがといったところでしょう。
残念ですが、不知火の「木生り完熟」は見送ることにしました…。
不知火は貯蔵することにより熟成させることが可能です。
それでも十分、不知火の食味を楽しむことが出来るので問題ないですね!
ちなみに、この園の不知火はこれで終わりです。
はるみに改植することにしました。
「敵地栽培」を目標としているので、その一歩といったところです。
今後、当園ではその園地の特徴を生かした柑橘栽培に切り替えていきます!
柑橘栽培では改植は年数がかかるので大変なのですが、やってみる価値はあると思います。
今からワクワクしていますよ!