今日もサンフルーツの収穫に行ってました。
園内では蕾が開き始め、花のいい香りが漂ってきます。
そして、大半のサンフルーツは木上で完熟になっています。
完熟後、木で生ったままになっているサンフルーツはやがて、熟す前の姿に戻ってしまいます。
といっても、厳密には戻るわけではなく、青くなるということ…。
熟し始めた頃は紅がかかり、淡いオレンジ色になりますが、それを過ぎると黄色へと変化します。
さらに、それを過ぎると黄色が薄くなり、やがて薄い緑色になってしまいます。
その頃になると、果実の中にある種から芽が出てきて果肉の中で成長し始めます。
果汁も少なくなり、パサパサ状態に…。
また、サビ果(炭そ病)の症状を発症する果実も出てきます。
この症状が出るようになると早めに収穫するようにしています。
この2つの症状が確認出来るようになって来たので、もうそろそろ収穫を終わらせた方が良さそうでうね!
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完熟を過ぎたサインが出始めたものも…。
サンフルーツは木になったままの状態で完熟を過ぎると青くなってきます。
ヘタの周りから青くなりやがては全体的に青ぽっくなってしまいます。
こうなると、果実の中では果汁が少なくなり、やがて種が芽を出し始めます。
この状態になるとさすがに食べることは出来なくなります。
なので、ヘタの周りが青くなり始めると収穫を終えるようにしないとイケないのですが、今シーズンはまだ残っています。
そうはいっても、全ての果実がこのような状態になっているのではなく、日当たりの良いところに生っている実の一部が青くなっているのを確認しました。
このような果実を見かけるようになるとそろそろ収穫を終える必要があるのですが、連休に入ると市場も休みの日が多くなるので、出荷出来ない日が増えてきます。
なので、収穫するタイミングを見ながらの作業になります。
とりあえず日当たりの良い場所の果実は収穫していて、残っているのは木の内側や日当たりの良くない場所に生っているものだけなので、慌てる必要はないと考えていますが…。
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炭そ病(サビ果病)の症状に注意が必要!
当園ではサンフルーツが完熟を過ぎてくるとサビ果の症状が出てくる果実が多くなります。
このサビ果は炭そ病といわれるもので、まさに果皮がサビたようになります。
この症状は収穫後、貯蔵している期間が長くなってくる場合にも確認することが出来ます。
このサンフルーツ園の場合、土壌の保水力に問題はないので、細根が少なくなっていたり、日焼けの症状を起こす果実が多いのではないかと感じています。
これらを解消することが、このサンフルーツ園における課題になりますかね…。