今回は「予措戻し」について…。
通常、柑橘は収穫後、約5%の予措をしてから貯蔵します。
これは、収穫後直ぐの果実は水分量が多く、そのまま貯蔵すると果実の腐敗を引き起こしたり、果肉の水分が少なくなることがあります。
これを防止するのが予措という作業です。
そして、予措戻しは、この予措をしすぎた場合に果皮が柔らかくなりすぎてしまうことがあり、これをある程度改善させることを目的として行う作業です。
当園の場合、とくにサンフルーツに対して行うことが多いです。
この方法が一般的かどうかは別として、当園では昔から行っているようです。
この作業を行うことによって果皮にハリを取り戻すことが出来るようですが、乾燥の度合いによっては戻らないことがあるので、予措の期間については慎重に作業を進めることが大切です…。
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