清見タンゴール

作業日誌(下草の処理と摘果作業)

2025年10月21日 曇りのち晴れ 18.1℃

園地:午前/オゴロ(サンフルーツ) 午後/コド(清見タンゴール)

作業内容

午前中はオゴロ園のサンフルーツ園地で下草の処理。

前回の作業から少し間が空いたこともあり、草丈が思いのほか伸びていた。

草の生長スピードを改めて実感し、管理間隔の見直しが必要だと感じた。

午後はコド園地の清見タンゴールで摘果作業を実施。

この園地は水のストレスがかかりやすい場所だが、

下草を適度に残すことで土壌の乾燥をやわらげる効果が見られた。

また、地表には野うさぎのフンも確認。

自然の循環の中で生き物たちが関わり合い、

結果的に土の栄養分の一部を担っていることを感じる瞬間でもあった。

所見・メモ

自然とともにある園地管理の重要性を再確認。

草、虫、動物、微生物、そして人の作業がそれぞれの役割を果たしてひとつの「生態系」として成り立っている。

こうした営みの中に柑橘の木々が存在していることを改めて感じた。

作業日誌(2025年10月6日)

晴れ 22.3℃

園地:午前中→トミノカ(はるみ)

   午後から→ウマキ(清見タンゴール)

午前中ははるみ、午後からは清見タンゴールで、それぞれ摘果玉の収穫作業を行いました。

はるみは道の駅向け、清見タンゴールは飲食店からの注文用。用途に応じて摘果玉の収穫を進めています。

はるみの状況

ここ数日の雨で、はるみに裂果の症状が出始めてきました。

細やかなチェックを行いながら対応を進める必要があります。裂果は果実の健康状態や天候の影響を如実に表すので、摘果のタイミングや管理方法を改めて見直すきっかけになります。

摘果玉については、昨年から道の駅やネットを通じて販売を始めていて、少しずつ認識されてきたところです。消費者に向けて「摘果玉=ただの間引きではなく、新しい価値があるもの」という意識が広がり始めています。

清見タンゴールの摘果

午後はウマキ園地にて清見タンゴールの摘果玉を収穫しました。

こちらは飲食店からの注文分。

市場や飲食店など用途別に摘果玉が流通し始めており、少しずつ販路が広がってきています。

摘果玉販売の現状と課題

昨年から本格的に消費者へアピールを始めた摘果玉。販売は順調に広がりつつあり、徐々に認知されてきました。

しかし、まだまだ認知度は低いのが現状。

単なる副産物としてではなく、食文化や循環型農業を象徴する存在として、当園の取り組みと合わせて広く伝えていく必要があります。

作業日誌 2025/09/23|清見タンゴール摘果と甘平チェック

― 裏年ならではの薄生りと予約分の確保

日付:2025年9月23日

天候:雨のち曇り 25℃

園地:午後 → ウマキ(清見タンゴール園・甘平園)

作業内容:下草処理、清見タンゴール摘果、甘平の確認

詳細

園地内の下草を整理し、管理作業を実施。

清見タンゴールは今シーズン裏年の影響で全体的に薄生り傾向。

その分、玉太りの果実が多く、摘果玉の量は例年に比べて少なめ。

加工品や注文分をどう確保するかが課題に。

甘平の状況

生育は順調で例年通りの仕上がりを確認。

すでに予約分で完売が見込まれるため、適切な管理と収穫計画が重要

所感

裏年の清見タンゴールは量より質を重視するシーズンとなりそう。

収穫量が限られる中で、注文・加工用の果実確保を早めに動く必要あり。

甘平は引き続き安定した需要が見込めることから、予約販売体制を維持する。

作業日誌 2025/09/22|はるみ&清見タンゴールの摘果・収穫

― 日照不足果実のチェックと活用先の仕分け

日付:2025年9月22日

天候:晴れ 23.8℃

園地:午前→トミノカ(はるみ園)

    午後→ウマキ(清見タンゴール園)

作業内容:摘果・収穫(販売用・発送用・加工用)

詳細

午前はトミノカ園地にて、はるみの摘果作業。

午後はウマキ園地で清見タンゴールの摘果作業を実施。

今回は 道の駅販売用、オーナー様発送分、加工用と、用途ごとに果実を収穫・仕分け。

観察・所感

通常の果実と日照不足果実を比較。 日照不足の果実は小玉傾向が目立ち、味わいとしても酸味が少なく感じられた。

摘果のタイミングや園内の光環境が、果実品質に直結していることを再確認。

今後の課題

日照不足による果実の味・サイズの差をどう活用するか検討。

加工用としての可能性を広げ、歩留まりを高めたい。

摘果玉と同様に、多様な出口を確保する仕組み作りを継続していく。

作業日誌 2025/09/18|摘果作業と収穫(コミ山・ウマキ)

― 摘果玉の利用を模索しながら、販売用の収穫へ

日付:2025年9月18日

天候:晴れ時々曇り 28.1℃

園地:午前→コミ山(はるみ園)/午後→ウマキ(清見タンゴール園)

作業内容:摘果作業・販売用収穫

詳細

午前中は「はるみ」の仕上げ摘果を実施。作業の合間に、摘果玉の新たな利用方法を模索した。

午後はウマキの清見タンゴール園で、道の駅きらら館で販売するための摘果玉を収穫。

所感・注意点

はるみは樹勢を見極めながらの仕上げ摘果が必要で、果実のバランスを保つことが今後の収量・品質に直結する。

摘果玉はこれまで廃棄されることが多かったが、販売や加工につなげることで新しい価値を生み出せる可能性を感じる。

午後に収穫した清見タンゴールの摘果玉は、鮮やかな緑と爽やかな香りが特徴で、イベントや直売所での販売にも手応えを感じた。

今後の予定

摘果玉の利用方法をさらに具体化(加工・販売の両面から検討)。

直売所・イベントでの反応を観察し、今後のマーケティングに活かす。

各園地での摘果作業を継続しながら、販売用の収穫を進める。