柑橘には本当にたくさんの種類があります。
全国では毎年、様々な品種を掛け合わせて今のニーズにあった柑橘が栽培されています。
そんななか、ここ愛媛でも紅まどんなや甘平といった愛媛独自のブランド柑橘が注目を浴びていますね。
当園でも甘平を試験的に栽培しています。
先日、その甘平の様子をみてきました。
着果量は昨年よりも若干少なめです。
玉太りもまずまずの状況ですが、このところの猛暑と雨量が少ないことで多少の影響は出ると思います。
木そのものの樹勢は悪くはないのですが、今後雨が降ると裂果の症状が出ることは間違いないと思われますね。
甘平は最初に着けた実の約20%が収穫できれば良い方だといわれています。
土壌内の水分量の調整が特に大切なようで、ここ佐田岬半島のような水の少ない地域には向いていないともいわれています。
しかし、付加価値の高い柑橘としての魅力もあり、生産者が増えているようです。
当園では、適地適作を一番と考えているので、この甘平の生産に本格的に取り組むことはないと思いますが、一応、お客様の要望もあり、また、話題性のためにも少量は栽培していくつもりです…。
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