黒点病予防

剪定枝の焼却処分、2巡目…。

剪定枝の焼却処分

4月頃から始めた剪定作業。
一度に終わらせればいいのですが、あれやこれやとしているうちに6月上旬までかかってしまいました。
毎年、一度に終わらせようと思っているのですが、日程的に難しいのが現状なんですが、剪定することに関しては5月いっぱいに終わらせておけば問題ないと考えています。

当園の剪定作業の流れとしては、作業開始は大きな剪定で、間伐や縮伐等がメインになります。
そして、花の時期が終わる頃からはハサミを使った細かな剪定作業にシフトしていくのが毎年のパターンです。
この間、花から実になり、生理落果の時期へと移ってくるのですが、着果量によっては剪定を控えるケースもあるので、単純に作業をすればよいというわけではありません。

そして、この剪定した枝は枯れてくると黒点病の発生源になってしまいます。
その為、枯枝を園地に放置しておくわけにはいかないので焼却処分することになります。
このようなことから、剪定作業の期間が長くなればなるほど焼却処分の回数が増えてくるというわけです。
回数が増えることはデメリットばかりではなく、一度に焼却するよりは少しづつの方が焼却しやすいこともあるので、これでも良いとは思っています。

 

続きを読む

黒点病対策は今の時期から…。

果実黒点病

柑橘において最も嫌われる病害のひとつの黒点病。
最近の無農薬・オーガニックブームであっても外観が悪いものは受け入れられないのが現状です。
そのため、必要最小限の防除は行うことは大切です。

気温が上がり湿度が高くなってくると発生し、拡散してくるのが黒点病です。
近年の温暖化によってその発生期間も長くなり、防除対策に要する時間も長くなって来ました。
ここ数日、最高気温がすでに30℃に迫る勢いで、湿度も高いことから各病害の発生が危惧され、とくに黒点病においては要注意の時期に入りました。

果樹の枝が枯れてしまった場合、そこに黒点病が発生したり、切り離した枝を園内に放置しておくとそこが発生源になったりと、柑橘栽培において黒点病は気の抜けない病害のひとつです。

今からの時期は蒸し暑く作業にも大変な時期ですが、病害虫にとっては絶好の季節になります。
気合を入れて対策して行くことが重要ですね!

続きを読む