作業日誌(天草園で下草の処理と清見タンゴール園で防風垣の手入れ)

2,025年11月17日

晴れ 18.2℃

園地:午前→ニナバ(天草園)/ 午後→ウマキ(清見タンゴール)

作業内容

午前中は海抜の低い天草園へ。

先日のイノシシ侵入の対策が機能しているか確認したところ、応急処置はしっかり効いている様子。

その後は下草の処理を実施。

ここニナバは共同防除施設として最低限の農薬散布は避けられない園地。それでも 無肥料・無除草剤 を貫いてきた5年間の積み重ねが、少しずつ“土の変化”として姿を見せ始めている。

農薬が地表に直接落ちないよう、下草をあえて長めに残してクッションにしていたことが功を奏したのか、

「地力が戻りつつある」

そんな印象を強く受けた。

草は敵ではなく、むしろ守り手であり、土を育てる相棒でもある。

ここに炭を少しずつ還元していくことで、微生物の居場所はさらに増え、次の循環が動き出すはずだ。

午後からはウマキへ移動し、防風垣の手入れ。

この時期は日の入りが早く、作業可能時間が短くなる。しかし、冬の光をしっかり果実に届けるための重要な工程。

生産量より“品質と土の未来”を優先する当園にとって欠かせない作業だ。

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