八朔の着果と生育状況!

八朔の着果状況

チョッとした苦味とサクッとした食感が人気の八朔。
その独特な食味は、近年の甘い柑橘の人気の影響で生産量は少なくなってきています。
当園でもその影響が大きく、500~600kgの生産量しかありません。
しかも、共選でも取り扱いがないため出荷できず、個人販売専用になっています。

販売においてはいまだにファンも多く、心待ちにして頂いている方もおられます。
栽培している当の本人(私)も柑橘の中では八朔が一番好きで、その食味に完全にハマっています。
木で完熟させた味わいは特に美味しく、一度食べるとクセになると言われたこともあります(笑)

さて、今シーズンの八朔の着果量ですが、裏年に当たった昨シーズンよりは多くなっているものの、若干少なめといった感じです。

 

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八朔独特の実の付け方!

八朔の着果当園の八朔の実の付け方の特徴なんですが、一本の結果枝に一個の実というのではなく、数個の実をつけます。
これは剪定の仕方によるもので、剪定方法が正しければそれなりの実のつけ方をすると思うのですが、細やかな剪定をしないので、このうような実のつけ方が多くなってしまいます。
もちろん、ちゃんとした実のつけ方になっているものもありますよ。

このような生り方をしたものは、ひとつの実を残して、後は全て摘果してしまいます。
こうすることで玉太りを良くします。
八朔という柑橘は外皮の厚い柑橘で、中のジョウノウも厚めです。
なので、実の大きさが小さいとそれだけ中身の果肉も小さく、食味も劣ってしまいます。
つまり、大きい実の方が美味しいということになるのですが、そうはいっても限度というものがあります。理想的なサイズは直径が12~15cm程度がベストだろうと考えます。

 

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今のところ順調にサイズアップしています!

八朔の生育状況着果量が多いと小玉傾向になってしまうのが八朔の特徴でもあります。
かといって、着果量が少なければ大きくなるかといえばそうでもなく、ようは1本の結果枝に1個の実を生らせることによってサイズも良くなり味ものってくるようです。
このようなことから摘果作業は大切になるのですが、あまりにも早い時期に摘果してしまうと着色が悪くなったり、糖度のノリが悪くなり食味にも影響が出てきます。
なので、全体の着果量をみて摘果作業のタイミングを図っています。

今日確認したところ、サイズ的にはいい感じです。
しかし、全体的な着果量が少なめなので摘果のタイミングに注意したいところです。
昨シーズンは裏年だったこともあり、今シーズンの着果量は増えてはいるものの、全体のバランスからいうと少なめです。
これは八朔の木を低く(小さく)しているので、剪定作業の際に大きく切り込んでいることが原因だと思います。
その際に結果枝も切っているので着果量が少なくなっているのだろうと思います。
八朔の木は樹勢がよく、成長も早いので周囲のサンフルーツの木よりも大きくなっていました。
作業効率や周囲に与える影響を考え、2・3年前から切込をしています。
もうしばらくはこのような状態が続くとは思いますが、これからも八朔の木は残しておきたいので、仕方がありません。
木の生育状況をみながら木のサイズダウンに取り組んでいきます!

大人な味わいのジュースって!?

四国最西端に位置する日本一細長い佐田岬半島!

その先端部で栽培された柑橘のサンフルーツ。

その独特な食味を余すところなくジュースにしました。

木上で完熟させたサンフルーツをさらに一定期間追熟させました。

その果実をまるごと搾った果汁100%のストレートジュースです。

爽やかながらもちょっぴり苦味のある味わいがクセになるかも…。


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