台風一過の早朝、被害が出ていそうな箇所をチェックして来ました。
今回は風が強くて雨はほとんど降らなかった、いわゆる「風台風」でしたね。
接近した頃から南寄りの風が強く、通過後の吹き返しも強かったので、影響が気になるところ…。
とりあえず、一番影響が出ていそうな園地を訪ねてみることに…。
防風垣等への影響は少なかったものの、海抜の高い位置にある不知火園に来てみると、園地のど真ん中にある木の枝が折れていました。
通常、影響を受けそうな場所ではないのですが…。
多分、山に当たった風が吹き降ろしたものと思われます。
これから数日間の間、塩害による被害や、風によって擦れた果実の傷に注意したいところです!
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枝が折れたのは病気で弱っていたから!?
折れた主枝を確認したところ、大半が枯れていたことが判明!
確かに外観を見ても、傷があり、その部分の痛みが激しいことが分かります。
そこから病害が感染していたのだと思います。
多分、何かの原因で幹に傷が付き、そこへ病原菌が入ったのではないかと思います。
傷をつけたのが天牛(ゴマダラカミキリ)のような害虫だったりすると傷が深くなることが多く、そこへ胴枯病菌や腐朽菌などが感染したのかも…。
いずは渇れる運命にあったのかもしれないですが、もっと早く対策をしてけたら良かったのに残念ですね。
このよな症状が出ている木は他にもあるので、対策が必要です。
もしかすると萎縮病の可能性もあるかもしれません。
さて、このような病害になってしまった場合、どのように対処すればいいのか…。
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この園の不知火はそれほど樹勢が弱っているようには見えないのに…。
今回倒れた木を見てみるとそれほど樹勢が弱っているわけでもないような気がするのですが…。
また、摘果作業もすんでいたので、それほど木に負担が掛かっていたわけでもないと思います。
なので、この折れた部分が病原に感染して傷んで頂けなのかもしれません。
っということは、このような部分を処置しておけば良いということになりますが、その処置の方法はどうすべきなのか!?
症状が出ている部分を取り除いたり、腐朽菌の発生源でもあるキノコ類を処分することくらいでしょうか!?
また、そのような病害に感染しないように樹勢を高める為の土壌改良を徹底することも対策として必要なようです。
以前から気になっている園内の土壌改良、本格的に取り組む時が来たように感じた一日でした!