今日、午後から不知火の出荷準備作業に入りました。
前回は着色不良のため、出荷を見送っていたので、今回が初出荷になります。
とにかく今シーズンは天候不順で収穫が遅れたり、着色が進まなかったりと散々でした。
しかし、収穫を進めるうちに着色も良くなってきた園もありました。
当園の不知火は糖度はそこそこあるんですが酸も高い園があるので出荷が遅れます…。
なので、じっくり貯蔵して熟成させるようにしています。
その成果もあってか、着色が良くなっている果実も多くなり、なんとか出荷できるようになりました。
出荷の際に注意したいのが「ヤケ果」です。
この症状はコハン症とも呼ばれ、なかなか厄介な症状で、当園でも悩みの種でして…。
選別作業ではこの症状を見逃さないよう、細心の注意をはらいながら作業しています!
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不知火のヤケ果(コハン症)発症の原因は未だに不明!?
「不知火の取り扱いは慎重に…。」
これを合言葉のように栽培していますが、ヤケ果(コハン症)の発生を食い止めることは出来ません。
その発生原因すら特定できないのが現状のようです。
木の樹勢が悪いとか、収穫するときに衝撃を与えないとか、コンテナに詰めすぎないこと!
更には気象条件や土壌問題等、色々とあげられています。
周囲の農家さんに尋ねてみても、コハン症すら見たことがない方もいたり、それほど、気にしてない場合が多いようです。
JAの指導課に訪ねてみても、やはり明確な発生原因やそれに対する対策などもはっきりしていません。
とにかく今は出荷の段階でチェックすることだけです…。
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選別作業には細心の注意が必要です!
柑橘の選別作業はサイズや着色、外観の不良、各症状の有無などをチェックすることです。
サイズや着色状況は見たままなので分かりやすいですが、病害虫などによる症状などはどの程度までが許容範囲なのか…。
やはり経験と実績がものをいいますね!
精品でも秀・優・良の3つの区分があります。
全てを完璧な果実として栽培することは不可能なわけで、どの程度レベルアップ出来るががポイントになってくるだろうと思います。
とにかく、選別作業は時間をかけてじっくり取り組みたいところですが、収穫作業と並行して行うので、そればかりに時間をかけるわけにも…。
全ての作業を効率よくすることが望まれますが、自然が相手です。思うようにいかないことの方が多いのが実情。
焦っても仕方がないので、マイペースでやっていこうと考える今日この頃です!