今日は次に収穫予定の清見園に着色の確認に行ってきました。
2ヶ所目となるこの園、海抜は低いものの園全体は東向き…。
そのため、日照時間が少なく、平均気温も低めです。
今シーズンはどの園でも着色不良の傾向が強いので、収穫の前に着色状況の確認が必要です。
この園は場所によって着色進み具合がバラバラのため、園内全部をチェックします。
その結果、やはり着色が遅れている場所が多く、一気に収穫出来る状況ではないようです…。
場所を変えつつ分割採集をする必要がありそうですね!
少し手間はかかりますが、これも仕方がありませんね…。
そして、落果現象も例年より多くなっているような気がします。
落果してしまうと精品価値はなくなってしまいます!
このこともふまえ、早めに収穫した方が良さそうな感じがします。
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生らし過ぎのためか小玉傾向の木も…。
この園も今シーズンは裏年にあたり、着果量は例年より少なめです。
その為、園全体的には摘果を抑えていました。
しかし、今になってみると多く生らし過ぎている木もチラホラ見かけます。
着果量が多くなると玉太りが悪く小玉が多くなります。
個人的には、清見タンゴールに関しては小玉の方が食味が良いように思うのですが、精品率が悪くなるため収入減になってしまいます。
農業経営をする以上、ある程度の収入は確保することが大切なので、出荷基準を満たす果実を作ることは必須です。
あらためて摘果作業の正確さを再確認させられました…。
ちなみに清見タンゴールの摘果は数回に分けてするのがポイントです。
一度に多くしすぎると肥大化が進み、糖度が落ちてしまうので注意が必要なんです。
そして、摘果の時期も大切です。この園の場合、晩秋頃になると玉の成長が悪くなり大きくなりません。その他の園よりも早めに作業を進めることがポイントなんですが、気象状況などによっても変わってくるので判断が難しいところです!
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今シーズンは落果が多いのはなぜ!?
今シーズン、このエリアでは清見タンゴールの落果が多くなっているようです。当園でも今回確認したところ、今の時期にしては落果している果実が多いように感じます。
例年、落果現象はみられるのですが、今シーズンはちょっと早いような気がします。何が影響を与えているのか今のところ分かりませんが、この時期になって対策出来るものでもないので、早めに収穫した方が良さそうですが、何分、着色の方がイマイチで…。
色々と判断が難しくなっています。
さて、完熟前に落果するのはなぜでしょうか!?
通常、実をたくさん着け過ぎた場合、それぞれの実に十分な栄養が行き届かなくなり落果してしまうことがあります。
そして、カメムシによる被害を受けた場合も落果するといわれています。
全体的にカメムシの発生が多かった気もするので、その影響なのかもしれませんね…。
今週末頃から収穫に入ってみようかと考えている今日この頃です。