清見タンゴールの収穫も今日から2ヶ所目の園へ!
今回の園、我が家では最も広い柑橘園になります。
海抜が低く谷を挟んで北東向きと南東向きに分かれている場所です。
その為、日照時間が短いのが欠点で、今シーズンのように着色が悪い場合は不利な状況になります。
さらに、園内の土壌は水分をよく含む土壌になっている反面、ガラ石の多いのが特徴です。
それを考慮して、なるべく多くの実を着けさせることによって適度なストレスを与え、糖度アップを図っています。
その結果、口当たりのよい果実に仕上がってくれます!
急斜面のため、段々畑にすることによって少しでも日当たりを良くし、水はけもスムーズにする…。
また、強い風への対策は防風垣で!
先人の知恵って本当にすごいですよね。
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今シーズンは摘果作業のあまさが出てしまったようです…。
柑橘栽培のうえで大切な作業のひとつに摘果作業があります。
これは果実の精品率の向上やサイズアップ、更には糖度を高める効果などをコントロールすることが目的となります。
今シーズンはサイズアップに重点をおいていたものの、ある場所では摘果の時期が早すぎて大きくなり過ぎ、他の場所では十分な摘果が出来ずに小玉が多くなってしまうという結果になってしまいました。
大きくなりすぎると着色が進まず糖度ものりにくい傾向があります。その反面、小さいと出荷規格にあわず精品率が下がってしまいます…。
清見タンゴールの場合、一度に摘果するのではなく、数回に分けて行うのですが、その時期が早すぎると果実の肥大化が進み過ぎてしまうことになります。
その年の気象状況によって、摘果の効果に与える影響が違ってくるのでなかなか思うような効果を上げることがでいないのですが、これも露地栽培の難しいところですね…。
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出荷出来る果実が少なく苦戦状態が続いてます…。
今シーズン、昨年の秋には台風や雨の影響を受け、年明けからは寒波の影響で低温の状態が続きました。
このことによる影響も大きかったようで、果実は擦り傷が多く、果皮に黒い点々が出来る黒点病の発生もみられます。
そして、一番影響が大きかったのは低温による着色不良だったように感じます。
さらに、今の時期になって落果する実も多くなっています。当初はカメムシの影響かと思いましたが、これも寒さの影響だったのかもしれないですね!
木そのものがたくさんの果実に栄養を届けることが出来ないくらいに弱っているのかもしれません…。
これから収穫するにあたり、やはり分割採集が大切なポイントになってくると思います。
そして、焦って収穫しないこともね!