yugiboushi

作業日誌|2025/09/01 ウマキ(晴れ 30℃)

今日の作業

園地「ウマキ」にてバイオ炭の投入作業を実施。

投入量は 10kg。

今回で調査エリアへのバイオ炭投入はとりあえず完了。

方法

滴下位置を基準に、穴埋め方式と地表撒き方式を併用。

穴埋めはスコップを使い、根域に近い場所へ投入。

地表撒きは下草や落ち葉と混ざる形で散布し、自然の働きに委ねた。

所見・メモ

下草が豊かに生えており、撒いた炭はすぐに覆われて流亡リスクは少ないと考えられる。

今回でウマキ区画の調査エリアへの炭投入は一区切り。

炭の効果を確認するためには、今後の降雨や生育状況の観察を続ける必要がある。

今後の予定

調査エリア外の園地への投入は他の作業の合間をみて実施する。

降雨後の炭の馴染みを確認。

9月中旬に目視による簡易調査を実施予定。

他区画(シタバタケやジルクミ)とあわせて、効果を比較しながら記録を継続。

作業日誌|2025/08/31 ジルクミ(晴れ 28℃)

今日の作業

園地「ジルクミ」にてバイオ炭の投入作業を実施。

投入量は 17kg。

作業中に土の状態が気になり、表層と掘り下げた部分を観察。

方法

前日に準備した炭を使用し、滴下位置を基準に穴埋め方式と地表撒き方式を併用。

穴埋めはスコップで根域近くに直接埋設。

地表撒きは株元付近に散布し、下草や落ち葉と混ざるように自然に任せた。

所見・メモ

下草がしっかり繁茂しており、炭を撒いてもすぐに隠れるため流亡リスクは少ないと感じた。

観察した土:表層の土は乾燥気味で固さが目立つ一方、掘り下げた部分では細根が活発に広がっており、根が養分や水を求めて動いている様子が確認できた。

炭の投入がこの土壌構造にどのように影響し、空気層や保水性を改善するか、長期的な観察が必要。

今後の予定

降雨後の炭の馴染み方を観察。

9月中旬に目視による簡易調査を実施予定。

炭投入の効果を、他区画(シタバタケやウマキ)と比較して記録していく。

作業日誌|2025/08/30 ジルクミ・ねのfarm・ウマキ(晴れ 29℃)

今日の作業

午前:ジルクミバイオ炭投入を実施。 (8kg)

午後:オンライン交流会を開催。

夕方:ウマキで摘果玉の収穫。

方法

バイオ炭投入(午前)

バイオ炭はその都度ふるい分けしながら使用。

滴下位置を基準に穴埋め方式と地表撒き方式を併用。

園地の草を刈らず、そのままの状態で炭を撒くことで、草がカバーになり流亡を防ぐ狙い。

オンライン交流会(午後)

オーナーさんを対象に開催。

ねのfarmの様子やバイオ炭活用の取り組みについて報告。

ねのfarmのこれからの取り組みと将来のビジョンを説明。

摘果玉の収穫(夕方)

ウマキで清見タンゴールの摘果玉を収穫。

シロップ用に活用予定で、鮮度の高いうちに保管・運搬の準備を整えた。

所見・メモ

バイオ炭投入作業は草を活かしたまま行えたため、作業効率が良かった。

交流会では、ねのfarmの活動目的や未来について説明し、理解を深めてもらえた手応えがあった。

摘果玉は粒ぞろいが良く、商品化への期待が高まる収穫となった。

今後の予定

ジルクミのバイオ炭投入を早急に進める。

摘果玉は加工場へ発送し、シロップに加工する。

次回交流会では、オーナーの木の状況と摘果玉商品の展開を報告予定。

作業日誌|2025/08/28 ねのfarm・デコポン園(ジルクミ|晴れ 30℃)

今日の作業

午前:ねのfarmにてバイオ炭の炭出し作業。

午後:デコポン園(ジルクミ)にてバイオ炭投入を実施。

バイオ炭投入量:7kg

方法

炭出し(ねのfarm)

前日に炭化した原木を炉から取り出し。

大きさや状態を確認し、粒径ごとに選別作業を開始。

バイオ炭投入(ジルクミ)

ふるい分けた炭をバケツで運搬。

滴下位置を基準に、穴埋め方式と地表撒き方式を併用し投入。

所見・メモ

炭出しでは形状がしっかり残り、扉を開いた時は炭化状態も良好なものが多かったが触ると砕けるケースも相変わらず多かった。粉化は比較的少なかったが歩留まりは少なかった。

デコポン園のジルクミは、これまでの試験区と同様に、穴埋めと地表撒きの比較を継続する形で投入。 作業効率と炭の効果の両面を考え、今後は区画ごとに明確なデータを蓄積していく必要性を再確認。

今後の予定

炭出し後の炭を定期的にふるい分け・保管し、投入のタイミングに合わせて使い分ける。

ジルクミでの穴埋め方式/地表撒き方式の効果比較を観察。

9月中旬:簡易計測(地温・浸透性・葉色SPAD値)を予定。

秋以降:果実の肥大と樹勢推移を継続記録。

作業日誌|2025/08/27 デコポン園(シタバタケ|曇り 28℃)

今日の作業

園地「シタバタケ」にてバイオ炭の投入作業を実施。

滴下位置を中心に、穴埋め方式と地表撒き方式を併用。

投入量は 合計14kg。

方法

穴埋め方式:滴下位置にスコップで小穴を掘り、バイオ炭を均一に埋設。

地表撒き方式:株元付近へ炭を直接散布し、草や土と自然に馴染ませた。

所見・メモ

投入量が増えたことで、地表撒きでは炭の黒がよく目立ち、視覚的にも「土づくりの作業」を実感できた。

穴埋めは根の探索域に直接届くため、長期的な効果が期待される。一方、地表撒きは作業効率が高く、広い面積を短時間で処理可能。

次回の降雨後、炭がどのように土や草と馴染むかを確認する予定。

今後の予定

今日でこの園地のバイオ炭投入は終了した。

9月にある程度チェックした上でバイオ炭の土への馴染み具合や視覚的な変化を検証する。

10月には茨城大学による本格的な土壌調査が始まる。