着色による収穫基準を変更です!

新しい収穫基準

今シーズン、本当に雪の降る日が多く、気温も低い状態が続いています。
JAでは先月末から不知火の出荷も始まっていますが、まだ収穫すら終えていない状況なので、出荷出来るワケもなく…。
天候不順と着色不良による収穫の遅れが原因で、このままだと各園毎の出荷依頼が来ても出せない状況が続きそうです。

そこで、着色基準を下げることにしました。
これは各農家さんの自己判断によるもので、できるだけ木上で熟させる方が良いと考える場合と、このように雪や低温の状態が続くと被害が発生する可能性があるので、着色不良でも収穫しておこうという考え方、更にはイノシシなどによる食害が出ているので、早く収穫してしまうというケースもあるようです。

当園では、出来るだけ木上で完全着色させたいのですが、収穫の遅れが酷いので、収穫の目安となる着色基準を下げることにしました。
これで少しは収穫が早まると思います。

 

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完全着色で収穫するメリットは…!?

完全着色柑橘を収穫する際の目安になる着色状況は、各柑橘によって違って来ます。
それは収穫後の貯蔵期間によるものもあるし、柑橘そのものの性質によるものもあると思われます。

不知火はどちらかというと、収穫後に着色が進む柑橘ではないように感じます。
なので、木上で出来るだけ完全着色させてから熟成させる方が良さそうです。
実際、着色不良のものを貯蔵した場合、果実の紅(オレンジ色)が薄く、黄色っぽい実になってしまうことが多いようです。

このような状態だと不知火独特の食味が出ないような気がします。
なので、できる限り木上で完熟させてから収穫し、貯蔵するようにしたほうが美味しい不知火になると考えます。

 

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着色基準を落とした果実を実食してみました!

実食では、実際に着色基準を下げた果実を実食してみました。
先ずは酸味ですが、通常であれば2月にもなると、ほとんど酸味は感じられなくなります。
今回、実食した果実も酸味は感じられず、口当たりは良くなっています。
この感じで熟成させると不知火独特の食味は確保できると思います。

ところで、明後日からはまた冷え込んでくるようで、積雪や低温になる可能性が高くなっているようです。
この辺りでも、積雪や朝の低温に注意が必要になると思われます。
これまでの天候には耐えてきた不知火ですが、何度も積雪にあったりするとさすがに食味に影響がでる可能性が高くなります。

今回の降雪までにどれくらい収穫できるか分かりませんが、急いで収穫したいと考えています。

一度食べると忘れられない味わいの不知火とは…。

その独特な食感と濃厚な味わい、さらに香りの高さが人気の不知火…。

ザクッとした食感でありながらもあふれんばかりの果汁、さらに皮をむいた時に広がる独特の香りは柑橘の中でもトップクラスです!

不知火とは一般的に呼ばれているデコポンのことで、数ある柑橘の中でも人気がある品種のひとつです。

中でも、ここ佐田岬半島の宇和海側で栽培されているものは味が濃くて最高に美味しいと市場でも人気の産地のひとつです。

ここ愛媛・にしうわ産の不知火、まだ味わったことがない方、この機会にぜひお試しください!

 


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