昔、佐田岬半島の代表的な柑橘として栽培されていたサンフルーツ。
日本一細長い佐田岬半島の急斜面に作られた段々畑のいたるところで栽培されていた柑橘です。
近年の甘党ブーム!?によって生産量は年々減少してきていますが、未だにファンの方が多い柑橘でもあります。
さっぱりした酸味と後口の良い甘さのバランスが絶妙で、「大人な柑橘」といった感じですね。
今シーズンのサンフルーツも他の柑橘同様、着色が遅れ気味です。
しかし、食味は随分と良くなってきています。
これから暖かくなってくるとさらに食味がアップしてくるサンフルーツ。
当園ではゆっくり木上で完熟させるため、熟した果実のみを収穫する分割採集の方法をとっています。
その為、収穫期間が長くなり、その時期によって様々な味わいのサンフルーツを楽しんでいただけるのが特徴!
これからの気候にもよりますが、サンフルーツの収穫は4月いっぱい続く予定です…。
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日当たりの良い段々畑で栽培したサンフルーツ!
ここ佐田岬半島は急斜面のところがほとんどです。
そこに石垣を積んで段々畑を作り柑橘の栽培をしています。
そうすることで日当たりをよくし、柑橘にたくさん太陽の光を浴びるようにしています。
そして、このサンフルーツの園地は南向きで、宇和海に面しています。
その為、台風などの風の被害を防ぐため、周囲には防風垣があります。
厳しい半島の自然の中で、その環境に適した果実として昔から作られてきたのがサンフルーツです。
当園でも、サンフルーツを栽培しているのはこの園地のみです…。
これからも大切に栽培していきたいと思っています!
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「甘いだけの柑橘はちょっと…。」そんな方におすすめです!
今、話題になっている「紅まどんな」や「甘平」は甘いのが特徴の柑橘です。
巷では甘い柑橘が好まれる傾向が強く、収益性も高いことから我々柑橘農家もそのような柑橘へ栽培を転換しているのが現状です。
その一方、酸味の効いた柑橘を好んでいる方もいるのも事実です。
そのような方におすすめなのがサンフルーツです!
口にした時、ちょっぴり酸っぱさを感じますが、後口がサッパリした甘さがあるのでとても食べやすく感じます…。
「大人な味わい!」って感じですね!
今日から収穫を始めたサンフルーツ。
4月下旬頃まで完熟した果実を選んで収穫していく予定です。
そのため、収穫した時期で食味が少しづつ変わってくるのも楽しみなんですよ!
まだ、サンフルーツを食べたことがないという方も多いと思いますが、機会があれば一度口にして頂きたいですね。