天牛(ゴマダラカミキリ)の季節がやって来ました!

ゴマダラカミキリ

いよいよ暑さも本番をむかえようとしています。
とにかく蒸し暑い日が続いてますよね!
今頃から柑橘園でよく見かけるようになるのが天牛という虫です。
これはゴマダラカミキリのことで、柑橘栽培においては害虫の一種になります。

この天牛は木の小枝を噛じることはもちろん、木も幹の根元付近にもあなを開けます!
その中に幼虫を産み付け、やがて孵化した幼虫は幹を食害してしまいます。
そして、幹部分を食害おされた木は残念ながら枯れてしまいます。

この天牛対策としては今の時期の定期防除の中にその薬剤を入れて散布することが大切です。
とにかくこの時期は天牛の被害がないか、注意して園地の確認することが重要になってきます!

 

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この天牛はアゴの力が強いんです!

ゴマダラカミキリが開けた穴この天牛という虫はアゴが強いことで知られています。
園地に飛来してはこの硬いアゴで枝を噛み切ってしまいます。
中には木の根の部分に穴を開け、そこに卵を産み付けます。

このように穴を開けてやられた木はやがて枯れてしまう場合が多くみられます。
柑橘の木は硬いのですが、それでも穴をあけてしまうだけのアゴを持っているなんて、本当にすごいですよ!

ただし、穴を開けられたからといって直ぐに枯れるわけではないので、それなりに対処しておくことが大切なんです。
以前は、この穴を見つけると殺虫剤を吹き付けたこともあります。
その効果はどうだったかは分かっていませんが…。

 

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木の中心部まで食害にあってしまうケースも…。

ゴマダラカミキリの被害この春に改植のために伐採した不知火の幹ですが、中心部に近いところに穴が開いています。
これが天牛の産み付けた卵が孵化して、その幼虫が食べたものだと考えられます。

こうなると木の樹勢が悪くなり、ひどくなると枯れてしまいます。
枯れなくても実の育ち方が悪かったりするなど影響が出る場合が多くなります。

また、この天牛は小枝にも食害することがよくあります。
噛み込まれた枝はやがて枯れてきて枯れ古木となり、その枝には黒点病などの病害が発生する場合があります。
この枯れ古木をひとつひとつ取り除いて行くことが大切なのですが、全園の木を全てチェックすることはその労力と時間的にも無理があります。
そこで、この時期に行う定期防除で一緒に天牛対策をしておくことが大切になってくるのです。

柑橘の木そのものに影響を及ぼしてしまう天牛(ゴマダラカミキリ)…。
要注意の害虫のひとつなんです!

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