柑橘の病害虫の中でも厄介なのが天牛です。
正式な名称はゴマダラカミキリといい、天牛という呼び名は中国名です。
カミキリムシの仲間は日本国内に約800種類いるといわれていて、昆虫愛好家の中では人気のようです。
そういえば、幼いころ採って遊んでいた記憶があります(笑)
この天牛は柑橘の害虫としても要注意の害虫のひとつで、多くの植物に寄生し被害を与えます。
これの被害にあった柑橘の木、特に若木の場合、たった1匹のゴマダラカミキリが幹に食い込んだだけで木が衰弱したり、枯れてしまうほど大きな被害を与えることがあります。
数ある害虫被害の中でも1匹が与える被害の大きさは最大級といえます。
この天牛による被害を防ぐ方法として良く知られていたのが捕殺です。
現在のように殺虫剤が進歩していなかった頃は、捕殺するのが一般的でした。
一時期、農協が一匹数円で買い上げていた時期があるほどなんですね!
そこまでしてでも対策を必要とした厄介な害虫だったともいえます…。
続きを読む
最近のコメント