はるみ

作業日誌(はるみ摘果玉の乾燥準備)

2025年10月15日 晴れ 21.1℃

場所:倉庫内作業

作業内容

今日は収穫からおよそ一週間が経過したはるみの摘果玉を、乾燥させるための準備を実施。

新たに「バイオ炭」として命を吹き込むため、まずは果実を半分にカット。

その後、45℃で約30時間の乾燥工程にかける予定です。

この工程は、果実を炭化させる際の品質を安定させるための大切なステップ。

果実の水分量を適度に減らすことで、炭化の際にムラが少なく、香り成分も程よく残るようにしています。

所見・メモ

今回の取り組みは、はるみの摘果玉を資源として循環利用していく新たな試み。

これまでジュースやシロップとして活用してきた摘果玉ですが、

今回は“炭”というかたちで次のステップへ。

リジェネラティブな農の循環を、より実践的な形に進めていく第一歩です。

作業日誌(2025年10月6日)

晴れ 22.3℃

園地:午前中→トミノカ(はるみ)

   午後から→ウマキ(清見タンゴール)

午前中ははるみ、午後からは清見タンゴールで、それぞれ摘果玉の収穫作業を行いました。

はるみは道の駅向け、清見タンゴールは飲食店からの注文用。用途に応じて摘果玉の収穫を進めています。

はるみの状況

ここ数日の雨で、はるみに裂果の症状が出始めてきました。

細やかなチェックを行いながら対応を進める必要があります。裂果は果実の健康状態や天候の影響を如実に表すので、摘果のタイミングや管理方法を改めて見直すきっかけになります。

摘果玉については、昨年から道の駅やネットを通じて販売を始めていて、少しずつ認識されてきたところです。消費者に向けて「摘果玉=ただの間引きではなく、新しい価値があるもの」という意識が広がり始めています。

清見タンゴールの摘果

午後はウマキ園地にて清見タンゴールの摘果玉を収穫しました。

こちらは飲食店からの注文分。

市場や飲食店など用途別に摘果玉が流通し始めており、少しずつ販路が広がってきています。

摘果玉販売の現状と課題

昨年から本格的に消費者へアピールを始めた摘果玉。販売は順調に広がりつつあり、徐々に認知されてきました。

しかし、まだまだ認知度は低いのが現状。

単なる副産物としてではなく、食文化や循環型農業を象徴する存在として、当園の取り組みと合わせて広く伝えていく必要があります。

作業日誌|2025/09/29 トミノカ・ウマキ(曇り時々雨 25.6℃)

今日の作業

午前中:トミノカ(はるみ園) 仕上げ摘果を実施。

今シーズンから販売を開始した摘果玉の量とのバランスを見ながらの作業。

午後:ウマキ(清見タンゴール園) 改植予定エリアにて草刈りを実施。

改植は清見タンゴールから香酸柑橘への転換を検討中。品種は今後選定予定。

所見・メモ

はるみの仕上げ摘果では、販売用の摘果玉を確保しながら園地全体の樹勢や果実サイズのバランスを意識。

摘果玉の販売が始まったことで、これまでの「落とすだけ」から「資源として活かす」方向へと作業の意味合いが大きく変化。

ウマキ園では改植を見据えた下準備。気候や市場の動向を踏まえ、香酸柑橘という新しい可能性を模索している。

今後の予定

ウマキでの改植候補品種を検討・試験導入。

摘果玉販売の反応を分析し、次年度以降の販売体制を強化。

はるみ・清見両園地での仕上げ摘果を10月前半にかけて継続。

作業日誌 2025/09/22|はるみ&清見タンゴールの摘果・収穫

― 日照不足果実のチェックと活用先の仕分け

日付:2025年9月22日

天候:晴れ 23.8℃

園地:午前→トミノカ(はるみ園)

    午後→ウマキ(清見タンゴール園)

作業内容:摘果・収穫(販売用・発送用・加工用)

詳細

午前はトミノカ園地にて、はるみの摘果作業。

午後はウマキ園地で清見タンゴールの摘果作業を実施。

今回は 道の駅販売用、オーナー様発送分、加工用と、用途ごとに果実を収穫・仕分け。

観察・所感

通常の果実と日照不足果実を比較。 日照不足の果実は小玉傾向が目立ち、味わいとしても酸味が少なく感じられた。

摘果のタイミングや園内の光環境が、果実品質に直結していることを再確認。

今後の課題

日照不足による果実の味・サイズの差をどう活用するか検討。

加工用としての可能性を広げ、歩留まりを高めたい。

摘果玉と同様に、多様な出口を確保する仕組み作りを継続していく。

作業日誌 2025/09/18|摘果作業と収穫(コミ山・ウマキ)

― 摘果玉の利用を模索しながら、販売用の収穫へ

日付:2025年9月18日

天候:晴れ時々曇り 28.1℃

園地:午前→コミ山(はるみ園)/午後→ウマキ(清見タンゴール園)

作業内容:摘果作業・販売用収穫

詳細

午前中は「はるみ」の仕上げ摘果を実施。作業の合間に、摘果玉の新たな利用方法を模索した。

午後はウマキの清見タンゴール園で、道の駅きらら館で販売するための摘果玉を収穫。

所感・注意点

はるみは樹勢を見極めながらの仕上げ摘果が必要で、果実のバランスを保つことが今後の収量・品質に直結する。

摘果玉はこれまで廃棄されることが多かったが、販売や加工につなげることで新しい価値を生み出せる可能性を感じる。

午後に収穫した清見タンゴールの摘果玉は、鮮やかな緑と爽やかな香りが特徴で、イベントや直売所での販売にも手応えを感じた。

今後の予定

摘果玉の利用方法をさらに具体化(加工・販売の両面から検討)。

直売所・イベントでの反応を観察し、今後のマーケティングに活かす。

各園地での摘果作業を継続しながら、販売用の収穫を進める。