作業日記

作業日誌|2025/09/04 コミ山(曇り時々雨 28℃)

今日の作業

園地:午前中→「コミ山」にて下草の処理を実施。

あわせて柑橘の摘果作業を行った。 摘果の際、病害虫の発生を確認。

方法

下草は草刈り機を中心に、樹の周囲は手作業で仕上げ。

摘果は樹勢や果実の大きさを見ながら、過密になった部分を間引き。

病害虫の発生が確認された枝葉は、その場でチェックし記録。

所見・メモ

下草はしっかり繁茂していたが、処理後も土壌保護や湿度維持の役割は残ると感じた。

摘果中に以下の病害虫を確認:

葉の斑点症状(黒点や紫褐色斑) → ソウカ病やカビ由来の病害の可能性。

新梢の枯れ込みや萎縮 → チャノキイロアザミウマなど吸汁害虫の影響が考えられる。

薬剤による防除は行わず、発生枝の除去や下草との調和を重視して管理。

自然のバランスを活かした抑制を基本とし、益虫や環境条件による調整に期待。

今後の予定

定期的に病害虫の発生状況を観察し、被害の進行を記録。

9月中旬に再度コミ山園地を巡回し、追加の摘果や葉色・樹勢の確認を行う。

他園地(シタバタケ、ジルクミ)との比較を続け、発生傾向や環境条件との関係を整理していく。

作業日誌|2025/09/03 ニナバ・シタバタケ(晴れ 31.1℃)

今日の作業

午前:園地「ニナバ」にて下草の処理を実施。

午後:園地「シタバタケ」にて仕上げ摘果を行った。

方法

下草処理:草刈り機を用い、株元までしっかりと刈り込むことで風通しを改善。

摘果作業:結実過多の樹を中心に果実を間引き、玉太りと品質向上を目的とした。特に重なり合っている果実や、形の不揃いなものを重点的に整理。

所見・メモ

ニナバでは下草がかなり繁茂しており、処理後は樹の根元がよく見えるようになった。

炭投入後の下草繁茂との関係も観察対象になりそう。

シタバタケのデコポンは、果実の肥大が順調。

摘果した果実を確認すると糖度のりも良好で、これからの着色に期待が持てる。

摘果により枝の負担が軽減され、果実の品質に集中できる環境を整えられた。

今後の予定

下草処理後の土壌の変化(保湿性や根の伸び方)を継続観察。

摘果の効果を、今後の果実肥大や糖度データで確認。

9月中旬以降、樹勢と果実のバランスを見ながら再度確認を実施予定。

作業日誌|2025/09/02 コド・ウマキ(晴れ 30.1℃)

今日の作業

午前中:園地「コド」にて下草の処理。

午後:園地「ウマキ」にて下草の処理。

樹の株元から斜面まで広範囲にわたって草を刈り、風通しと日当たりを確保。

方法

草刈り機の刃はチプソータイプとリードタイプの2種類を使って根際は刃を入れず残す形で作業。

石垣沿いの箇所は成長点より下を丁寧に刈り取り、再度伸びてくるペースを遅くするようにした。

下草は土の表面に残し、マルチとして利用できるようにした。

所見・メモ

下草が豊かに繁茂しており、刈り取ることで土壌に光が入り風通しも改善。

株元に残した草は乾燥防止と有機物の供給に役立つと考えられる。

特に「ウマキ」では株元に太い根の張りを感じ、草の繁茂が土の保護に貢献している様子が確認できた。

今後の予定

9月中旬までに他の園地でも同様に下草処理を進める。

草の戻り具合を観察し、次回刈り取りのタイミングを見極める。

刈った草の分解と、土壌の湿度保持効果を確認する。

作業日誌|2025/09/01 ウマキ(晴れ 30℃)

今日の作業

園地「ウマキ」にてバイオ炭の投入作業を実施。

投入量は 10kg。

今回で調査エリアへのバイオ炭投入はとりあえず完了。

方法

滴下位置を基準に、穴埋め方式と地表撒き方式を併用。

穴埋めはスコップを使い、根域に近い場所へ投入。

地表撒きは下草や落ち葉と混ざる形で散布し、自然の働きに委ねた。

所見・メモ

下草が豊かに生えており、撒いた炭はすぐに覆われて流亡リスクは少ないと考えられる。

今回でウマキ区画の調査エリアへの炭投入は一区切り。

炭の効果を確認するためには、今後の降雨や生育状況の観察を続ける必要がある。

今後の予定

調査エリア外の園地への投入は他の作業の合間をみて実施する。

降雨後の炭の馴染みを確認。

9月中旬に目視による簡易調査を実施予定。

他区画(シタバタケやジルクミ)とあわせて、効果を比較しながら記録を継続。

作業日誌|2025/08/31 ジルクミ(晴れ 28℃)

今日の作業

園地「ジルクミ」にてバイオ炭の投入作業を実施。

投入量は 17kg。

作業中に土の状態が気になり、表層と掘り下げた部分を観察。

方法

前日に準備した炭を使用し、滴下位置を基準に穴埋め方式と地表撒き方式を併用。

穴埋めはスコップで根域近くに直接埋設。

地表撒きは株元付近に散布し、下草や落ち葉と混ざるように自然に任せた。

所見・メモ

下草がしっかり繁茂しており、炭を撒いてもすぐに隠れるため流亡リスクは少ないと感じた。

観察した土:表層の土は乾燥気味で固さが目立つ一方、掘り下げた部分では細根が活発に広がっており、根が養分や水を求めて動いている様子が確認できた。

炭の投入がこの土壌構造にどのように影響し、空気層や保水性を改善するか、長期的な観察が必要。

今後の予定

降雨後の炭の馴染み方を観察。

9月中旬に目視による簡易調査を実施予定。

炭投入の効果を、他区画(シタバタケやウマキ)と比較して記録していく。