作業日記

作業日誌|2025/09/11 シタバタケ(晴れ 25.8℃)

今日の作業

園地「シタバタケ」にて剪定枝の炭化作業を実施。

使用機材:無煙炭火器。

剪定枝を投入し、炭化を進めた。

方法

無煙炭火器を用いて、剪定枝をその場で炭化。

製炭炉を持ち込めない園地でも活用できる手軽さが大きな利点。

空気量の調整や火の回りを確認しながら作業を進行。

所見・メモ

火力の調整には慣れが必要で、炭化比率や質はまだ安定していない。

ただし、機材自体の操作性は良く、短時間で炭化できるため省力化の効果は大きい。

今後は炭質や収量の安定化に向けて、複数回の実践を重ねて習熟度を高めていきたい。

今後の予定

他園地との炭質比較を行い、土壌投入後の効果測定につなげる。

無煙炭火器でのデータと、製炭炉でのデータを並行して蓄積し、最適な活用法を検討。

作業日誌|2025/09/09 ねのfarm(晴れ 34℃)

今日の作業

今日の作業

園地「ねのfarm」にて製炭作業を実施。

今回で3回目の製炭。

強い日差しの中、チームのメンバーが協力して作業を進行。

方法

清見タンゴールの間伐材を中心に集め、製炭機に投入。

火入れ後は排煙を確認しながら温度調整を行い、安定した炭化を目指した。

事前に準備していた木材の仕分け・投入もスムーズに進み、作業効率が向上。

所見・メモ

3回目となり、チーム全体の動きが洗練され、段取り良く進められたのが印象的。

高温下での作業だったが、休憩を挟みながら安全に進行できた。

出来上がった炭は粒度が安定しており、次回以降の園地投入に活用できる見込み。

今後の予定

出来上がった炭の重量を計測し、園地ごとの投入計画に反映。

炭の性質(硬さ・粒度・吸水性)を確認し、用途別に選別。

次回製炭では、さらに燃焼効率を高める工夫を検討する。

作業日誌|2025/09/08 ニナバ・シタバタケ(晴れ 28.0℃)

今日の作業

午前:園地「ニナバ(清見タンゴール園)」にて摘果作業。

共同選果場基準に従い、規格外果を中心に整理。

午後:園地「シタバタケ(デコポン園)」にて仕上げ摘果。

作業の合間に、先日地表撒きしたバイオ炭の様子を確認。

方法

ニナバ園:果実の大きさ・形・病害状況を確認しながら基準に合わせて摘果。

シタバタケ園:仕上げ摘果を実施。併せて、炭投入後の状態を観察。地表撒きしたバイオ炭は下草に覆われることでしっかり固定されており、雨風による流亡の心配は少ないと感じた。

所見・メモ

清見タンゴールでは果実肥大が順調で、摘果によって残した果実の品質向上が期待できる。

デコポン園では炭の存在が自然に土壌と一体化しており、微生物や下草との共生も進みそう。

今後は降雨後の水はけや、葉色の変化とあわせてバイオ炭の効果を確認していく必要がある。

今後の予定

9月中旬に再度園地の点検を行い、炭の定着状況と果実の生育を比較調査。

各園地ごとの摘果進捗を整理し、10月初旬に全体のバランスを見直す。

作業日誌|2025/09/07 トミノカ(はるみ園)〔晴れ 25.5℃〕

今日の作業

園地「トミノカ(はるみ園)」にて下草の処理を実施。

下草は今後の保湿や表土流亡対策を考慮して、あえて長めに残す方法を選択。

作業中に果実にカイヨウ病の発生を確認。

方法

下草は株元を中心に刈り込み、根域の通気性を確保。

全面をきれいに刈るのではなく、被覆効果を残す形で仕上げた。

病斑の確認された果実は、その場で撮影・記録。

所見・メモ

下草の繁茂は全体的に良好で、今後の保水力と微生物環境の維持に期待できる。

カイヨウ病は果実表面に典型的なコルク状の病斑を確認。まだ軽度だが、風雨や果実同士の接触で拡大する可能性がある。

予防的な薬剤散布は行わない方針のため、風通しの改善や下草管理を通して樹体環境を健全に保つことが重要。

今後の予定

病害の発生状況を継続観察し、隣接樹への伝播有無を確認。

下草は10月に再度軽く処理を行い、秋雨期の水分調整と根圏環境の安定を図る。

はるみの着果状況について、9月下旬に改めて調査予定。

作業日誌|2025/09/06 トミノカ(ライム園・晴れ 27.1℃)

今日の作業

園地「トミノカ(ライム園)」にて下草の処理を実施。 株元の状態を確認しながら作業を行った。

方法

所見・メモ

株元に樹皮の損傷が見られ、樹勢低下の一因と考えられる。

今シーズンも着果量が極端に少なく、株元の状態と関連がある可能性が高い。

ライムは例年不安定さがあるが、特に今年は結実が少なく収量に大きな影響を及ぼしている。

今後の予定

株元の樹皮損傷については、保護材や腐敗防止対策の検討が必要。

秋以降の剪定や施用計画とあわせ、着果安定化を目的とした改善策を模索する。

来シーズンに向けて、樹勢回復と着果安定を重点課題として継続観察していく。