2018年 6月 の投稿一覧

取り残しの清見タンゴールを見つけた時は感動ものです!

清見タンゴール1

6月に入ってからますます蒸し暑い日が続いています!
柑橘園での作業でも日が差す場所では茹だるような暑さになります。

こんな時、ついつい目で追ってしまうのが取り残しの柑橘…。
なかでもサンフルーツと清見タンゴールはこの時期でも食べることが出来るので作業中にも関わらず探しています!
しかし、それらの園内で作業するたびに食べていると見つけることすら困難な状況になります。
仮に見つけても食べれる状況になくなっている実もあり、実際にありつけるのは少なく…。
そのせいか、見つけると休憩時間でもないのに食べようとしている自分がいます(笑)

先日見つけた清見タンゴールは外観こそ悪くなっていたものの、その果肉はとてもジューシーでサッパリとした甘さがあり、汗をかいた体には十分すぎるほどでした。
こんな良い想いをしてしまうとますます残った果実を探してしまいますね!

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柑橘園周囲の雑木林で巻枯らし作業を実施しています!

雑木の巻枯らし1

ここ佐田岬半島の柑橘園の大半は段々畑になっています。
山の急斜面に作られたため石垣を作ることで崩れるのを防ぎながら次々と斜面を畑に変えていったようです。
そのようにして作られた段々畑も耕作放棄地となり荒れてきているのが現状…。

そんな中、自然に生えてくるのが雑木です。
勢いの強いものからグングン伸びてきて柑橘園周辺の林を形成していきます。
その勢いは衰えるどころかますますまして来て柑橘園に陰をつくるようになります。
その影響で日照不足になり柑橘栽培に大きな影響を与えるようになってきます。

それら雑木の勢いを止めるには人の手によって行うしか方法がありません。
自然の中で強いものが勝つので…。
そこで、柑橘園に影響を与えそうになった木を伐採するなどして対処するのですが、あまりにも大きくなりすぎると伐採することが出来ない状況になることも…。
そんな時に行われるのが巻枯らしです。
伐採するほど労力も必要とせず、安全面でも違いが出てきます。
また、伐採するように一気に枯らすのではなく、徐々に枯れてくれるので周りの環境にも配慮できるというものです。
ただし、枯れるまでに時間がかかるのがデメリットです。
まぁ~、それくらいの余裕は持っていてもいいでしょう!

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二年目に入ったライムの果実は全量摘果します…。

ライムの木

昨年春に植え付けしたライム。
今シーズンで2年目に入りいました。
今のところ順調に育っています。

ところで今シーズン、木によってバラツキはあるものの着果がみられるようになりました。
多い木で30個程度の実を着けているものもあります。
しかし、今シーズンは実を生らさなようにします。
そう、全ての実は摘み落とします!
これは木の根をしっかりと根付かせるのが目的で、木への負担を少なくし、その分の栄養を根に使うようにするためです。

木の樹勢を良くし成長を早めるためにはもう一年だけ我慢する必要があります。
今シーズンだけ実を全て落としておけば、栄養が木の方に使われるので、根の張りも良くなるだろうと考えています。
そして、落とすのであれば早いほうが良いということなので、早速、全量摘果して来ました!

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柑橘カイヨウ病の予防のためにICボルドーを散布。

柑橘カイヨウ病

柑橘の病害虫の中で注意しておきたい病害にカイヨウ病があります。
この病害、名前からして悪そうな感じです。
とはいっても、外皮に症状が現れるだけのことが多く、品質の低下に繋がることが多いので注意する必要があるというもの…。
個人的な意見としては症状が少ない場合はそれほど気にすることもないような気がします。

これは葉などの傷口や気孔から感染し、台風が通過した後に多く発生するといわれています。
特に昨年の秋に台風がやって来たこともあるので今シーズンの発生が多くなるのではないかと思っています。
当園では特に甘平やはるみに症状が出ることが多いので注意が必要です。

対策としては、台風の襲来が予測される一週間ほど前に防除するのがいいようなのですが、天気などの兼ね合いもあるので実際に効果的な対策が出来るのかどうかが問題です…。

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天草(あまくさ)の生育状況…。

天草2

とてもジューシーでサッパリとした甘さが特徴の天草。
当園では海抜の低い南向きの園地で栽培しています。

この柑橘は花をよく咲かせます。なので、当然ですが実も多く着きます。
年によっては多少の隔年はあるようですが、とにかくよく生ります!
多く実を着けると玉肥りが悪くなり、小玉傾向になってしまいます。
整理落果によって多少は少なくなりますが、摘果作業が重要なポイントになります。

この天草の精品率を上げるには摘果が大切です。
当園では3回に分けて摘果しているのですが、そのタイミングによっては思うようにサイズが大きくならないことがあります。

この柑橘は年内に収穫し、しばらく貯蔵した後出荷するようになります。
なので、夏頃には摘果作業を終わらせておくことが大切になります。

柑橘の美味しさはそのサイズによっても大きく違ってきます。
大きすぎても小さすぎてもダメなので、その時期の気象状況を見極めながらの作業が大切ですね!

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