摘果作業

作業日誌|2025/09/08 ニナバ・シタバタケ(晴れ 28.0℃)

今日の作業

午前:園地「ニナバ(清見タンゴール園)」にて摘果作業。

共同選果場基準に従い、規格外果を中心に整理。

午後:園地「シタバタケ(デコポン園)」にて仕上げ摘果。

作業の合間に、先日地表撒きしたバイオ炭の様子を確認。

方法

ニナバ園:果実の大きさ・形・病害状況を確認しながら基準に合わせて摘果。

シタバタケ園:仕上げ摘果を実施。併せて、炭投入後の状態を観察。地表撒きしたバイオ炭は下草に覆われることでしっかり固定されており、雨風による流亡の心配は少ないと感じた。

所見・メモ

清見タンゴールでは果実肥大が順調で、摘果によって残した果実の品質向上が期待できる。

デコポン園では炭の存在が自然に土壌と一体化しており、微生物や下草との共生も進みそう。

今後は降雨後の水はけや、葉色の変化とあわせてバイオ炭の効果を確認していく必要がある。

今後の予定

9月中旬に再度園地の点検を行い、炭の定着状況と果実の生育を比較調査。

各園地ごとの摘果進捗を整理し、10月初旬に全体のバランスを見直す。

安定的な品質と着果量の確保のために必要なこと…。

直花果

柑橘の実の着け方は様々…。
どれも綺麗な結果枝に実を着けてくれればいいのですが、実際はそういうわけにはいきません。
一本の結果枝に無数の実を着けるものや、極端に小さな実、さらには亜主枝などに直接実を着けるものもあります。

このように、実の着け方のおかしいものは食味にも影響があるようで、酸抜けが悪く糖度が低かったり、大きく生らなかったりします。
このような実の着け方をするにはそれなりの理由があると思うのですが…。
たぶん、このような実の着け方をする木には結果枝が少ないのも理由の一つで、結果枝がないことによって様々な部分から花芽が出てしまい、着果することもあるのではないかと思われます。

このような着果状況にならないようにするには剪定を的確に行うことと、木の樹勢を高めることが大切だと考えています。

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7月の作業メモ

生理落果が多くなっているので着果量を確認しながら早期摘果を!

サビダニの発生に要注意!

果皮障害の要因ともなるカルシウム不足に注意し、体質効果を図る。

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八朔の着果状況は昨シーズンの半分以下…。

八朔の着果状況

ほんのりした苦みとザクザクの触感が特徴の八朔。
この八朔も近年の甘く食べやすい柑橘の人気に隠れてしまい生産は減少傾向になります。
この半島でもすっかり生産者が減少し、この辺りでは自家消費程度の木だけが残っている程度です。
当園ではサンフルーツ園内に八朔の木があるのですが、木の数にすると数えるほどしかありません。当然ですが、個人販売や自家消費程度しか残ってません。
しかし、このような状況でも八朔のもつ独特な食味のファンの方も多く、全く需要がなくなったわけではありません。
当園のお客様の中には毎年、心待ちにしてくださっている方もおられます!

今シーズンの八朔の着果状況なんですが、昨年の半分以下になりそうです。
というのも、昨シーズンが表年にあたり着果量が多かった影響もあり、今シーズンは裏年になることも少なくなった要因です。
そこで、この隔年をいかに少なくするのかが安定生産にとってとても重要になってきます。
この八朔は剪定によっても着果量に大きく影響が出ます。その為、剪定には注意が必要なんですが、当園の場合、今は木全体の高さを低くしているところなので、なかなか思うような剪定が出来ません。

この木を低くする作業が終わればそれなりに剪定できると思うので、もう少し辛抱してみます(笑)

 

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サンフルーツの着果量は昨シーズンの7割程度…。

サンフルーツの着果状況

昨シーズン、表年に当たった影響もあって、収穫量が例年よりも多くなったこともあり、今シーズンは少し少なめの状況です。
花も少なめだったこともあり、この程度の着果量になるだろうと予測はしていました。
春の花のシーズン、着花量が多くても花が落ちてしまい、着果量が少なくなるケースもあるので、今シーズンのように着花量が少なく、着果量もそれなりになっていたので、特におかしなことではないのですが…。

今シーズンは裏年の影響が出たものと考えて良いと思います。
このように隔年を起こさないようにすることが安定生産につなげる重要なポイントになります。
では、その隔年を起こさないようにするにはどうすればいいのか…。
それは剪定と摘果が大きく影響してくると考えています。
剪定によって樹冠内部にも日照が届くようにすることと、摘果によって着果量のバランスを整えることが大切です。

サンフルーツの場合、他の柑橘のように細かい作業をしなくてもいいので、多少の隔年は起こってくるのですが、もう少し時間をかけることが出来ればクリアできると思っています。

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