農作業

夏肥と春肥の違いは微量要素のマンガンとホウ素!?

夏肥の入荷

春に予約していた夏肥が本日入荷し、引き取りに行って来ました。
春肥の施用が終わる頃、早くも夏肥の予約…。
JAも抜かりがないですね!

さて、この夏肥なんですが、チッソ・リンサン・カリの割合が10・8・8です。
ちなみに、春肥もこれと同じ量のチッソ・リンサン・カリが含まれています。
このように主な成分は同じものだといえますかね…。

ところが、春肥には微量要素のマンガンとホウ素がプラスして含まれているんです。
といっても量的には微量ですが、それなりの効果を求めてのことで、マンガンは、落葉の防止や小枝を枯れることを防止する効果があります。
また、ホウ素に関してはマンガンが葉や小枝に影響を与えるのに対し、ホウ素は果実そのものにその影響を与え、果皮がデコボコになるなど粗くなることがあります。

このように発育期の葉や実に影響を及ぼすマンガンとホウ素…。
過剰摂取が問題になることはありますが、欠乏することでも影響が出ることが確認されていることから、春肥に混ぜ合わせ使用することになっているようです!

 

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剪定作業について!

剪定作業①

柑橘栽培において大切な作業のひとつに剪定があります。
不要な枝を切ったり、新しい芽を出すために切り込んだり…。
剪定作業によって木の状態を管理することも良質な柑橘を栽培するために必要不可欠な作業のひとつです。

この作業にも各農家さんのこだわりがあるようで、その時期や方法はひとそれぞれで様々な方法で行われているのが現状です。
通常、選定時期というのは3月下旬頃から始めることが多いようです。
しかし当園では、収穫の際にある程度不要な枝を切ったりします。
そして、各柑橘の収穫がすべて終わったころから本格的に開始します。
少し遅いのですが、作業の流れ的にこの時期になってしまうのが現実です。
さらに、摘果作業の際にも細かい剪定を行います。
この辺りの農家さん達もそれぞれの方法があるようで、皆さん工夫しながら作業を行っているようですね!

この選定作業、良質な柑橘を栽培するためにはとても大切な作業で、果実の品質はもちろん、収穫量にも大きく影響してくるので気の抜けない作業になります。

 

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不知火の着果状況…。

不知火の着果状況①

柑橘達の花の季節も終わり実がしっかりと確認出来るようになって来ました。
果実の時期へと移り変わってきましたね。

この時期、やはり気になるのが着果状況です。
不知火に関して、着花量は多くなっていたのですが、どれほど実を着けるかはその年によって様々です。
このような状況の中、今の時期は第一落果が終わったものと思われます。
この後、第二落果があり、第三落果もあるかも…。
で、最終的にどれだけの実が残っているかがポイントになってきます。
生理落果が落ち着くのもそう遠くはありません。
このような生理落果現象もそろそろ終わるものと思われ、最終的な着果量が把握できると思います。

これがひと段落すると摘果作業へと進んで行くことになります。
今はそのタイミングをみている状況ですね…。

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例年より5日早く清見タンゴールの収穫を開始!

清見タンゴール

今シーズンの柑橘、特に中晩柑においては着色が早い傾向にあります。
この清見タンゴールも例外ではなく、着色がかなり早くなっています!
そこで、少し収穫時期を早めまして20日から作業しても良いことになりました。

清見タンゴールの収穫は例年2月25日と決まっています。
何を根拠にこの日時を決めているのかは分かりませんが、ひとまずこの件に関しては深く掘り下げないようにします…。

この清見タンゴールは園地によっても収穫開始時期を限定しています。
やはり、日照時間が長く温暖な園地から収穫を開始することになっています。
このように区分けして収穫することで糖酸加減のバラツキを抑える効果があるので実施したいところです。
しかし、農家さんによっては手間がかかるので分割採集はせずに一気に収穫する方もいます。

とりあえず当園では、美味しい柑橘をお届けしたいということで、分割採集を徹底するようにしています!

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八朔の収穫を始めました!

八朔の果実

今日から八朔の収穫を開始しました。
やはり、他の柑橘同様、着色も良くなっているので、すぐにでも全量収穫できそうな感じです。
また、試食もしたんですが、酸抜けも良くとても口当たりが良くなっています。
今の感じとしては「木生り完熟」となっているような気がします。

年々、甘い柑橘の人気が高くなってくる中、この八朔の人気も健在で、いまだに好んで食べていただいている方も多いんです。
とはいっても、以前ほど人気があるわけでもなく、他の農家さんの中には八朔の栽培を諦め、他の柑橘へと改植を進めているケースも多くなっています。

当園でも八朔の木は数本で収穫量もほんのわずかです。
これだけの量しかないと個人販売する程度で事足ります…。
しかし、いくら需要が減っても食べたいと思っておられる方がいるのであれば栽培は続けていこうと考えています。
そのためにも美味しい八朔を作り続けることが大切なんですよね!

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