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遅まきながら甘平の摘果作業に来ました!

甘平の摘果作業

柑橘王国、愛媛の特定品種の甘平(かんぺい)。
高糖度な上、外皮が非常に薄く、また中のジョウノウもかなり薄いのでとても食べやすいことで人気の品種となっています。

当園では試験的に栽培しているのですが、そろそろ安定生産に入って来ました。
なので、摘果作業も重要になって来ます。
この甘平に関しても後期重点摘果が基本で、これまでは病害虫の被害を受けている実を中心に摘果して来ました。
そして、今回は天生り果の全量摘果を実施して来ました!

他の中晩柑と違っているのは果実の裂果が起こりやすいということです。
その為、早期摘果をしても後で裂果することが多いので、早期摘果は避けたほうが良いと思われます。
一気に摘果することによって裂果を引き起こしてしまうことも懸念されます。

それらを十分考慮した上で摘果作業を進めていくことが大切になりますね!

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地すべり対策事業を施された後のフォローはどうする!?

地すべり対策事業

ここ佐田岬半島は地すべりの多い地域です。
これは半島特有のことなのかもしれませんが、ほとんどの地域に土砂災害警戒地域として指定されたエリアがあります。
当然ですが園地も地すべりの危険がある箇所が多数あります。

当園でも数ヶ所、地すべり対策としてボーリング工事が施された所があります。
対策工事で確かに地すべりがおさまった場所もあります。
しかし、その工事後の配管のメンテナンスはどこが行うんでしょうか!?
今のところ、やりっぱなし状態で、配管の破損も多くなっています。

当園では配管が破損していてそこから水が園地内に出ている場合は応急処置をして対応しています。
しかし、水が出ていない配管はそのまま放置していますが、台風や前線の影響によって大量の雨が降ったときはそこから流れて来ます。
結局のところ、配管の破損で困ったときは自らメンテナンスしろということなんでしょうね。
素人には手に負えないケースもありますが、どうしたもんでしょう!?

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清見タンゴールも仕上摘果作業に入りました!

清見タンゴール摘果作業1

9月も下旬に入りましたね。
摘果作業も不知火の仕上摘果から清見タンゴールの仕上摘果へとシフトして来ました。

清見タンゴールは大きくなりすぎると商品価値が下がるので注意が必要なんですが、小さすぎても困ります(笑)
なので、摘果のタイミング難しいところです。
もちろんですが、園地によって玉太りの度合いが違って来るので、どの園地から仕上げるかが問題になります。
今シーズンのように着果量が多い木と少ない木がはっきりしている場合、園地だけではなく木によっても仕上摘果のタイミングが違うの手間がかかります。

基本的には温暖な園は遅くまで成長するので比較的遅くまで仕上げなくても大丈夫なんですが、日照時間が少なく平均して気温が低い園地ではそろそろ仕上げておく必要があります。
とりあえずは東向きの海抜の低い園地から始めていきます!

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不知火(デコポン)の仕上摘果も終盤です。

不知火の裂果

お盆明けから本格的に仕上げ摘果作業に入った不知火。
例年よりも若干遅れ気味ですが、これは意識してのことなんで問題はないです。
とにかく今シーズンは後期重点摘果に徹してみようと思っています。

さて、仕上げ摘果に入った不知火なんですが、このところの雨で果実が割れてくる裂果の症状が出始めました。
毎年のことなんで仕方はないんですが、仕上げの段階での裂果は少なからず生産量の現象になるので気になりますが…。
そして、奇形果の見落としも結構あります。
さらに天生り果もチラホラ残ってるのを見かけます。

奇形果や天生り果の見落としに関しては摘果作業の丁寧さが大切なんですが、時間に追われているとこのように見落とすことが多々あます。
そうはいっても、今シーズンは摘果作業後期に重点的に摘果することにしてたので、これまではアバウトでよかったこともあります。
そして、裂果の症状なんですが…。
これに関しては、土壌が乾燥する前からの灌水によって多少は防ぐことが出来るといわれていますが、設備がなかったり、灌水する作業時間が取れない等、いくつかの要因で起きてしまうのである程度までは覚悟しています。

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不知火は木の天辺から50cmは全量摘果します!

天生り果

今日は木のてっぺんに生っている天生り果、つまりウラ玉を落として来ました。
これは海抜の低い園地で摘果作業をした時、三脚を持っていなかったので、残しておいた実です。
特別な意味はないんですが…(笑)

この天生り果、本来は一番最初に摘果する場所でもあります。
それは、てっぺんに生っている実は外皮が厚く、肌も荒いんです。
しかも、果汁が少なく糖度も低い傾向にあります。
そうなんです。残しておく理由はないのがこの天生り果なんです(笑)

しかし、隔年になって着果量が極端に少ない時は最後まで残しておいて、袋(サンテ)掛け作業の時に落とす場合もあります。
それは、着果量が少ないのに早めに落としすぎると秋芽が出るので、それを防止するために残しておくケースがあります。

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