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安定的な品質と着果量の確保のために必要なこと…。

直花果

柑橘の実の着け方は様々…。
どれも綺麗な結果枝に実を着けてくれればいいのですが、実際はそういうわけにはいきません。
一本の結果枝に無数の実を着けるものや、極端に小さな実、さらには亜主枝などに直接実を着けるものもあります。

このように、実の着け方のおかしいものは食味にも影響があるようで、酸抜けが悪く糖度が低かったり、大きく生らなかったりします。
このような実の着け方をするにはそれなりの理由があると思うのですが…。
たぶん、このような実の着け方をする木には結果枝が少ないのも理由の一つで、結果枝がないことによって様々な部分から花芽が出てしまい、着果することもあるのではないかと思われます。

このような着果状況にならないようにするには剪定を的確に行うことと、木の樹勢を高めることが大切だと考えています。

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二週間遅れの天草は早期摘果が基本!

天草の着果状況

少し遅れ気味のスタートとなった摘果作業。
梅雨入りしてから天気の悪い日が多かったこともあるんですが、生理落果の落ち着くのが遅くなったこともあたりして遅れてしまいました。
農家さんの中には生理落果が終わらなくても摘果作業を始める方もいるようですが、当園では一応、落ち着くまで待ってます。

毎年、一番最初に摘果作業を始めるのは天草からです。
天草は毎年着果量が多く、隔年がそれほどないので、玉太りを考えると早期に摘果することが大切です。
もう少し着果量が少ないと木への負担も少なくサイズもそれなりによくなってくるのですが…。

着果量の多い原因は樹勢の低下があります。
樹勢が悪くなってくると、木は子孫を残そうと多くの実を着け、種を落とそうとします。
その自然現象の現れなんだと思います。

樹勢を回復させるには根を強くすることが先決です。
その為にも土壌を健全にすること、それから枝を切り返して勢いのある強い芽を出させることです。
短期間で出来ることではないですが、取り組んでいかないと…。

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一日一杯のみかん酢で腸内環境も良くなりダイエット効果も…。

みかん酢

当園の柑橘を好んで食べて頂いているお客様でみかん酢を数年前から作っておられる方がいます。
その方から今シーズンもみかん酢が届けられました。
これが体に良いので、とても助かっています!
実は以前、雑誌社の方からみかん酢について特集を組みたいとの連絡があったのですが、その当時は今のように一般的に知られておらず、いわゆる料理家の方々でも作っていた方はいなかったようです。
そこで、以前にブログでみかん酢を飲んでたらお腹まわりの脂肪が減り便秘も改善した記事を書いてたのをWeb上で見つけたらしく、当方に連絡がありました。
「みかん酢で検索したらあなたのブログしか出てかなかったんです。」
そう言って連絡をいただき、その時にこの方をご紹介させていただきました。
もちろん、事前に了解はえてますよ(笑)

その雑誌でみかん酢が取り上げられ、その後、特集も組まれたりしたこともあって今では注目されるほどの人気になりました。
個人的にはかなり前から作っていただいて飲んでいたので、今さらって感じなんですが…。

それはさておき、このみかん酢は本当に体に良くて、毎日夕食後に一杯飲んでるんですが、体調が良いんですよね。
興味のある方は作ってみられては…!?

その方のcookpad内のサイトです⇒クックYN329I☆のキッチン

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7月の作業メモ

生理落果が多くなっているので着果量を確認しながら早期摘果を!

サビダニの発生に要注意!

果皮障害の要因ともなるカルシウム不足に注意し、体質効果を図る。

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枯古木の処理が100%出来ても黒点病は防げない!?

葉の黒点病

柑橘栽培における病害虫の中で、最も被害の大きなものに黒点病があります。
この黒点病、果実や葉、枝等に黒い点々が出来る病害なんですが、果実に出来ると著しく商品価値を下げるので最も対策が必要な病害の一つになります。

実際、年間を通じて定期的に防除を繰り返しているにも関わらず、なかなか防除できません。
この黒点病の発生条件となるのが高温・多湿の気象条件であることと、雨によって拡散していくので、今の時期は最高の条件となりますかね。
おまけに、年間を通じて25℃以上の気温の日が年々多くなっていることも対応が難しくなっている要因でもあります。
これらの気象条件下でいかにして発生・拡散を防ぐことが出来るかがポイントになってきます。

黒点病といえば枯れた枝に発生して、それが雨滴によって拡散していくといわれています。
その枯れた枝の除去はかなりの時間をかけても完全に除去することは難しく、次々に出来てくるので「いたちごっこ」のような感じになります。
なので、枝を枯れさせないような木の作り方をすることが重要になってきます。
高度な剪定技術と木の管理が要求させるし、園地全体の管理も大切です。
より一層の精進が必要ですね!

 

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