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サンフルーツの木で初の本格製炭に挑戦!

今日は、サンフルーツの伐採枝を使って、初めての本格的な製炭にチャレンジしました。

天気は快晴。山の緑と青空に包まれながらの作業でしたが、真夏の日差しのもとでかなり暑い一日になりました。

着火の際には少し戸惑いましたが、その後は大きなトラブルもなく、比較的順調に進みました。

剪定枝がしっかり炭へと姿を変えていく様子を間近で見るのは、やはり感慨深い体験です。

炭化によって不要な枝が「資源」に生まれ変わり、園地に戻していくことで、土づくりや循環型の農業に繋がっていきます。これからも試行錯誤しながら、よりよい形を模索していきたいと思います。

害獣と呼ばれる前に、里山の声を!

かつてこの土地では、人と動物と森が、もっと近くに寄り添って生きていた。

みかんの木を育てながらふと見渡すと、山の木々、風に揺れる草、湧き出る水、そしてその中にいるイノシシやタヌキ、ハクビシンの姿が自然と見えてくる。

彼らは本来、ここに“いる”べき存在であって、「害獣」と呼ばれるべきものではなかったはずだ。

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未来へつなぐ柑橘栽培!2050年に向けた持続可能な農業とは!?

自然農の柑橘

先頃、農林水産省は、「みどりの食料システム戦略~食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現~」なるものを策定しました。これに関して色々と思うことはありますが今回は触れずにおきます…。
この政策が示されるはるか前、あの「奇跡のりんご」の木村秋則さんのことを知ってから現代の農業の在り方について考えています。
当然ですが柑橘農家なので柑橘の栽培を通してですが…。
慣行栽培では農薬や肥料、除草剤等を使い効率よく大量の食物を育てることが良しとされています。それが食料の安定確保に繋がり、農業経営を続ける上でも大切だからだと考えているからだろうと思います。
しかし、そのような栽培方法が人体に及ぼす影響や自然環境に負荷をかけることにより起こってくる様々な弊害があることも指摘されています。
今一度、持続可能な農業とはどういうことなのかを考え行動することが大切だと思います。

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堆肥化に5・6年かかる杉葉の利用価値は雑草対策と土壌乾燥防止!

大量の杉葉

防風垣の手入れをしていると毎年同じようなことを考えるんです…。
それは、処理した杉葉の利用価値です。
ここ数年、出来るだけ細かく切るようにし、それを園地に敷き詰めるようなイメージにしています。
以前は堆肥に出来ないかと色々と調べてもみたんですが、杉の葉にはリグニンという成分が多く含まれていることと、C/N比が大きいことが問題になっています。

このリグニンとい成分が微生物による分解を難しくさせているといわれています。また、C/N比は炭素含有量を窒素含有量で割った値で表されていて炭素率ともいわれています。これは有機物分解の指標として使われていて、この数値が大きいほど分解速度が遅いということになります。
つまり、これら2つの要因で杉葉は分解されにくく堆肥化には向かないといわれています。

では、毎年手入れした杉葉を園地に敷き詰めるようにしておくことは全く意味のないことかというとそうではなく、雑草の生えてくるのを抑える効果や園地の乾燥抑制に効果はあると思ています。
また、毎年手入れする際に細かくすることが出来れば多少なりとも分解される時間も短くなるように思うので、このまま続けていくことが大切だと感じています!

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